【始業式】秋学期始業式にあたって


みなさん、おはようございます。

朝夕はだいぶ寒くなって、秋らしくなってきました。中庭の実験田にも稲穂が実り、稲刈りが間近に迫ってきました。地域本部の小林さんに聞いたところ、来週には収穫の予定だそうです。稲刈りが終わってしまわないうちに、ぜひ、みんな見ておいてください。

5月下旬に、3年生が修学旅行で田植えをした新潟県南魚沼市の苗も順調に育ち、収穫の時期を迎えているそうです。9月は雨の日が多かったため例年に比べて稲刈り作業が遅れがちになっていたそうですが、この3連休は天候に恵まれ、追い込んで作業をしたそうです。来週の24日は、収穫祭です。3年生が植えた苗から収穫された米が届きます。今まで食べていたご飯と何か違うはずです。楽しみですね。

私は、何かが実り収穫ができる季節がとても好きです。

さて、みなさんは「米」という文字を分解すると、「八」「十」 「八」となることを知っていますか?
これは、「お米が実るまでに八十八回も『手』をかけるから」と言われています。おいしい米を作るには、種もみの準備から、苗床づくり、田植え、稲刈り、脱穀、もみすりまでたくさんの時間と労力が必要です。 3年生が田植えをした苗も、その後も農家の皆さんの手で毎日大切に育てられ、3か月と半月がたち、やっと実になったということですね。

さて、「逆に」考えてみます。
『手』をかけ続ければ、必ずいつかは実りの季節を迎えます。一日一日の積み重ねは小さいものでも、時間と労力をかければ、物事は必ず大きな成果となって返ってくるものです。

4月から、新しいクラスで取り組んできたそれぞれの目標、自分で掲げた勉強の成果、夏休みから新しいチームで取り組んだ部活動、努力した結果が少しずつ実績となって表れると思います。そして、夏休み明けからみんが一生懸命取り組んでいる合唱。1ヶ月がたって随分うまくなったな、と感心しています。学芸発表会まであと少しですが、練習の成果をぜひ精一杯の歌で表現してみてください。

この秋学期が、みんなにとって、実りの多い季節になるように祈っています。
以上です。


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