剣道部のみんなへ。
まずは、今日の都大会の試合に間に合わなくて、申し訳ありませんでした。
午前中、和田小学校で『よのなか科NEXT』の公開授業を6年生に向けて行っていました。授業が終わってすぐに、顧問の野中先生に電話をすると、
「ちょうどこれから、慶応義塾中等部と1回戦が始まるところです。」
とのこと。和田小学校から綾瀬にある東京武道館までは1時間以上かかるので、
『1回戦にはもう間に合わない・・・・・。でも、なんとか2回戦に勝ち進んでいれば観られるかも。3回戦に進んでくれれば、必ず応援できる・・・・・。なんとか、勝ち進んでくれ・・・・・・・。』
そんな思いで、急いで東高円寺の駅に向かいました。
綾瀬の駅を降りて、再び野中先生に電話をすると
「1回戦は勝ち進んだのですが、たった今、2回戦で負けてしまったところです」
とのこと。
『都大会の初戦を突破したのか!やったなぁ、という思いと、もう少し早く着けば、2回戦を見られたのに・・・』
という、嬉しさと悔しさの入り混じった複雑な気持ちでした。とにかく、駅から足早に東京武道館に向かいました。
東京武道館に到着し、試合が終わったばかりの君たちの顔を見て、
『きっと、悔しい負け方をしたのだろうな』
と感じました。と同時に、都大会初戦突破に満足していない君たちに
『君たちは、もっともっと高いところまでいけるぞ』
と思いました。だから、私は君たちに「今日の試合で自分たちの足りなかったところ」を聞いてみました。
精神面で弱かったところ、技術面で欠けていたところ、それぞれが自分達の敗因を冷静に分析していていました。それを聞いていて、
『君たちは、もっともっと高いところまでいける』
と確信しました。
試合に負けた人には、負けた、それなりの理由があるのです。勝利の女神は、負けた人にその理由を教えようと、メッセージを送っています。そのメッセージを受け取り、感じとれれば、次は、勝利の女神がほほ笑むかもしれないのです。今日の試合は残念でした。でも、試合で負けたことは、次に飛躍するための大きなチャンスなのです。
剣道部のみんなへ、
君たちはもっともっと高いところまで行けるはずです。
応援しています。