男子バスケ部のみんなへ、誰のためでもなく自分のために。


男子バスケ部のみんなへ。

「何としても勝とう、という気持ちがチーム全体に感じられなかった。また、何としても得点を奪おう、という気迫がひとつひとつのプレーに感じられなかった。」
と、試合後に少し厳しいコメントをさせてもらいました。

今日、府中四中で行われた男子バスケットボール東京都大会の初戦は、油井中学校との対戦でした。試合開始直後にコートでプレーしていた選手のみんなは、「自分たちが手も足も出ないような相手じゃないな」と感じたのではないでしょうか。外から観ていても、両チームの体格差やスピード差はほとんどありませんでした。

しかし、結果としては、約30点差がついての敗退となりました。
何が、2つのチームを分けてしまったのでしょうか?

ひとつは、ドリブル、パス、シュート・・・・基礎的な動作における、ひとつひとつの正確さに差があったように思います。

そして、もう一つは気持ちの問題だったのではないかと思います。何か恐る恐るプレーをしていて、失敗を怖がっているような印象を受けました。もっと自分が主役になって、思いどおりのプレーができるはずなのに、それができていないことが残念でした。

そもそも、自分が好きで選んだバスケットボールだし、自分で決めた部活動です。コートに立ったら、だれに遠慮することも、また気を遣うこともなく、思いっきりプレーしてほしいと思います。また、チームメイトのみんなは、コートに出た選手が思いきってプレーをできるような雰囲気を作っていって欲しいと思います。

今年の夏の大会は、今の3年生が主体となって東京都ベスト32に進出しました。そして、秋の新人戦が始まり、今度は2年生が中心になって、東京都大会に出場を果たしました。チーム数が多いバスケットボール競技で2大会連続して都大会に出場できたことは、とても凄いことだと思っています。新チームになってから、2年生が中心となってがんばってきた証(あかし)だと思います。そして、これから半年後には、夏の大会を迎えることになります。これからの半年は、いままで以上に時間が早く過ぎていくと思います。

だからこそ、自分が後悔をしないように、誰のためでもなく自分自身のために、毎日、精一杯のプレーをしてほしいのです。

今日の試合後のコメントは、君たちへの強い期待のあらわれだと思ってください。


コメント

カテゴリー: 校長室コラム