避難訓練を終えて。忘れないでほしいこと。


今日は、今年度2回目の避難訓練を行いました。
避難訓練の放送が流れてから5分30秒で体育館に集まり、全校生徒全員の点呼を終えることができました。迅速(じんそく)な行動がとれ、またほとんどの人が無駄口をせずに体育館に集まれたことは、とてもよかったと思います。

さて、今回の避難訓練は前回の春の避難訓練と大きく違うことが3点ありました。
まずひとつは、みんなに『予告もなく』非難訓練を行ったこと。
もうひとつは、避難場所が校庭ではなくて『体育館』であったこと。
最後のひとつは、避難する理由が火災ではなく『不審者があらわれた』ということ。
以上の3つでした。

『予告もなく』行ったことで、教室にいなかった人は「これからどうしたらよいか」を自分で判断しなくてはならなかったと思います。何かの緊急事態が起こったら、先生方からの指示が聞けない場合もあります。その場合は、自分がどう行動したらよいかをよく考え、自分自身の判断で行動してください。

また、今回『不審者があらわれた』という設定にしました。和田中には、普通の公立中学校とは比較にならないほどのたくさんの方々が来校し、不審者が学校の中に入ってくる可能性もあると考えたからです。実際に、この4月から500名以上の方々が学校外部から和田中に来校していただきました。万が一は起こらないほうがいいのですが、もし起こったら今回の訓練のように動揺せずに避難してください。

さて、ここでみんなに少し考えてほしいのですが、4月から500名以上の方々が来ていただているのに、なぜ不審者が入ってこないのでしょうか?
その理由ひとつは、みんな、あいさつがよくできているからだと思います。和田中学校に来校した人からは、「生徒のみなさんがよくあいさつをしてくれる」と言っていただけます。これは、とてもうれしいことです。そもそも、あいさつは最低限の生活の規律ですし、お互いにこころを通わせるためのコミュニケーションの方法です。ただ、そのあいさつをみんながすることで、和田中学校がこころを通わせられる場所になり、結果的に、こころを通わすことのできない不審者が入って来づらい雰囲気を作っていることを、ぜひ忘れないで欲しいと思います。

来週の火曜日の朝から、「保護者の会」の皆さんが正門と南門に立っていただき「あいさつ運動」を始めます。これは、保護者の会のみなさんが率先してご提案してくださったものです。みんなのために少しでも何かをしていこう、という新しい試みです。「保護者の会」のみなさんが、どういう思いで朝早くから来られているかを忘れないで、元気よくあいさつしてください。

気持ちがよくて、安心できる和田中学校を、みんなでつくりあげていきましょう。


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