【朝礼にて】今の勉強は、必ず将来、役に立つ。


みなさん、おはようございます。
さて、今日は、みんなにこれから見せる漢字の読み方を答えてもらいたいと思います。まずは、おとといの土曜日に行われた「大学入試センター試験」の国語の問題で出題された漢字です。

(大きな拡大コピーを手にして)
【変換】
「へんかん」。別のものに変えること、また、変わること、ですね。ローマ字を仮名に変換する、という時などに使います。
【交錯】
「こうさく」、交わることですね。不安と期待が交錯する、という時に使います。
【恒常】
「こうじょう」。変化がなく、いつも一定であること、ですね。

みなさんのほとんどがわかったようですね。それでは、次に、この漢字の読み方を答えてもらいたいと思います。一年生は、これまでどうおり、つぶやいてみてください。

【詳細】
「しょうさい」ですね。くわしく、こまかなことを意味する言葉ですが、決して『ようさい』ではありません。
【低迷】
「ていめい」ですね。低く漂うっていること、成績が低迷するなどといいますね。決して、『ていまい』ではありません
【怪我】
「けが」ですね。足を怪我する、のけがですが、決して『かいが』ではありません。

ここまで3つの漢字を読んでみて、どうして、私がこれらの漢字を選んだか、わかりますか?(数人が、麻生主相がまちがった漢字と答える。)そうですね。この漢字は、麻生太郎総理大臣が読み方を間違えてしまった、と言われる漢字です。私が間違えないでと言った言葉は、麻生総理大臣が、そういった読み方をしてみました。あと、2つほど、続けます。
【有無】
「うむ」ですね。あることと、ないこと。『ゆうむ』ではありません
【順風満帆】
「じゅんぷうまんぱん」。船が帆に風をうけて順調に進むこと。つまり、物事が非常にうまくいっていることを言います。けっして、『じゅんぷうまんぽ』ではありません。

今、私の掲げた漢字を、中学である君たちの多くの人が、読めたことと思います。では、私が、なぜ、大学入試に出題された漢字、総理大臣が間違えた漢字を、みんなに読んでもらったのでしょうか?
みんなは、将来、大学受験をしたり、社会に出て人の前で話をしたりします。そのために、これから何か高度で特別な教育を受けるのではありません。社会にでるための勉強は、中学校生活で学んでいる今勉強の、その延長線上の上にある、ということをわかってほしいのです。
今の勉強は、つまらないとか、役に立たない、とか思っている人がいたら、大きな間違いです。今の勉強は、大人の世界で生きていくために、最低限必要な勉強なのです。大人になった時に、基礎となる知識をしっかりと身につけるために、どうしても必要な勉強なのです。そのことを、みんなに理解して欲しくて、今日、この漢字を読んでもらいました。

最後になりました。あとひとつ、この漢字を読んでください。
【合格祈願】
「ごうかくきがん」ですね。これは、3年生に対する、私の、そして、2年生、1年生、先生方みんなの気持ちです。3年生のみなさん、いよいよ今週から来月いっぱいまで高校受験となります。体に気を付け、気を緩めず、最後まであきらめず、この試練を乗り越えてください。合格を祈願しています。

以上です。


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