「校長先生！合格しました！！」
３年生野球部の男子が満面の笑みをたたえて、高校合格の報告に来てくれました。私も「生徒から合格報告を受ける」という体験が初めてだったので、今まで味わったことのない、小躍りするような嬉しさと、また自分が成功したことのように誇らしい気持ちになりました。彼は、2回目の面接の練習をやってほしいと、積極的にチャレンジしてきた生徒だったので、私にとっても喜びがひとしおでした。その後、合格した生徒がぞくぞくと校長室に来て合格の報告をしてくれて、今日は、とてもハッピーな一日でした。
「校長先生との面談のほうが、よっぽど緊張しました。」
「将来の夢を聞かれましたので、練習どおり、ばっちりと言うことができました。」
「最近のニュースで気になることは、と聞かれましたので、百貨店とコンビニの売り上げの伸びが違っていることを答えました」
「よのなか科では、どんなことをテーマにやっているのか、どんなことが身についたのかとか聞かれました。」
などなど、報告に来てくれた3年生のみんなは、自分の面接の様子を、嬉しそうに話してくれました。「和田中学校ではどんな受験対策をしているのですか」、「よのなか科では、受験対策をするのですか」と言う質問もあったようですね。そのような質問が出るとは私も想定外でしたが、想定外の質問が出た時の秘訣も教えましたので、乗り越えることができたのではないかと思います。企業が行う採用面接のアドバイス（コンサルタント）をしたこことのある校長先生などめったにいないので、君たちが校長室でやった面接練習には自信を持ってもらっていいですよ。
さて、3年生には、今一度、前回1月14日のよのなか科NEXT「高校受験特別講話①」で私が話したことを思い出して欲しいと思います。
「『変えられない』過去に意識を向けるのではなく、『変えられることができる』未来、自分に意識を集中し行動する。これが、【Do our best! 最善を尽くす】 ということ」です。
今日合格した人は、今の自分に何ができるのか、何をすべきなのか、考えてみてください。まだ、合格できない人もいます。その人たちのために、どのようなことができるのか？残された2カ月あまりの学校生活で、後輩たちに何ができるのか？来るべき高校生活のために、何を準備すべきなのか？今だからこそ、常に、最善を尽くしてほしいと思います。
また、残念ながら合格できなかった人、これから、試験を受ける人は、今、起きていることを”前向き”にうけとめて、（チャンスフォーカスですね）、過去は過去、変えられない過去にとらわれず、変えられる未来と自分に意識を集中していきましょう。不安になったり、落ち込んでいたりする暇などないですよ！
さて、来週の「よのなか科NEXT」では、まずは、時事ネタとして、今週20日に200万人の聴衆を集めて行われた、オバマ大統領の就任演説を題材に考えます。黒人であるオバマ大統領が行った演説を、アメリカ国民はどう受け止め、世界にとってはどんな意義があったかを、国際経験も豊富で、英会話スクールを経営する株式会社GABAの代表取締役青野仲達氏にお話を伺いたいと思います。そのあとは、「高校受験特別講話②」と題して、高校受験にむけて最後のアドバイスを、家庭教師を運営するトライ株式会社の常務取締役森山真有氏にお願いしています。
３年生のみなさん、今こそ、Do your best! 最善を尽くしてください。