日本のテニスの聖地でもあり、テニス選手の憧れの場所。
緑豊かな公園の中に、屋外48面のテニスコートが広がる有明テニスの森公園で
中体連テニス団体の東京都大会が行われました。
私が、有明テニスの森に到着すると、
芝生広場の木陰で大きな声を出し、
熱心に素振りを繰り返すチームを見つけました。
『さすがは、有明に来るとチームの気合いが違うな』
と思ってよく見ると、
なんだかよく見たユニフォーム・・・・
なんと、我が、和田中テニス部でした。
『さすが!』
他にはどんな中学校が来ているのかと、
大会のトーナメント表を見ると、
対戦相手を含め、出場校のほとんどが私立中学。
小学校の時からテニスクラブで練習している選手が多くいたり
学校にはハードコートの練習コートがあったりと
ずいぶんと環境と雰囲気が違う私立のチームばかりでした。
そんな私立中学に対して
今日は、堂々の試合だったと思います。
結果として、初戦突破とはいかなかったけれど
各試合で、思い切りのいいショットが随所に決まり
相手も「こんなはずでは・・・・」と首をかしげて
追い詰めるシーンが目立ちました。
慣れないハードコートに対して
みんなでアドバスをし合って順応していく様子は
和田中のチームとしての成熟度を感じさせました。
また、相手エースとのシングルスの試合でも
いつもであれば「あぁ、ここで引き離されてしまう」といった展開で
逆に相手を引き離し、抜群の集中力で勝利しました。
守るべき時や、つなぐべき時を判断し、相手のミスを待つ。
こんな高度な試合展開を見ていて、
さすがは「有明」ならではの試合だなと、
応援しながら、ゲームそのものを堪能していました。
和田中テニス部は、
中学生になってから初めてラケットを握る選手がほとんどで
しかも、土のコートが1面しか取れない練習環境のなかで、
ずっと、強いチームであり続けることはとても難しいことだと思います。
それでも、1球でも多くの先輩の球を、
1球でも強く打ち返していくことで、
その伝統が引き継いでいけるのだと思います。
今日の3年生のプレーを見て、
来年は、是非、2年生、そして1年生も、
ここ日本のテニスの聖地、有明テニスの森公園に戻ってきて
プレーをしてほしいと思います。