中体連卓球東京都大会個人戦で、片岡弘紀君が優勝しました。
片岡君のコメントを紹介します。
「東京都大会の優勝を、最初から意識し、狙っていたのでとてもうれしいです。
決勝トーナメントでは厳しい試合もありましたが、途中からは開き直ってプレーをしました。
次の関東大会、さらには全国大会を目指して頑張りたいと思います。」
片岡君、優勝おめでとう。
今日は、本当に、しびれました。
東京都大会、男子個人戦。
東京の各地区を勝ち抜いてきた約320名の強豪たちが
ベスト16の決勝トーナメントを目指して、まずは予選トーナメントを開始。
その予選トーナメントでは、片岡君に敵はいませんでした。
1セットも奪われることなく4連勝し、順当に決勝トーナメントに進出しました。
ところが、決勝トーナメントから試合の様相が一変します。
明らかに、相手選手のスピードと気迫が違い、
激しいラリーに、文字通り「手に汗を握る」試合となりました。
決勝トーナメントの初戦、お互いに2セットずつ獲った最終5セット、
ジュースを5回繰り返し15-15。(1セットは11点マッチ)
お互いに相手のマッチポイントを何度もしのいで、
どちらに勝利の女神がほほ笑んでもおかしくない展開となりました。
私も、負けた時に片岡君にかけてあげる言葉を探し始めていました。
しかし、最後は得意のサーブが決まり、17-15で勝利。
準々決勝は、優勝候補、全国大会出場経験のある実力者をセットカウント3‐2で、
続く準決勝は第1シードを破って勢いに乗る選手を3-1で、
そして、決勝戦はノーシードから勝ち上がってきた1年生を3-1で破り、
見事、東京都でもっとも強い中学生の卓球選手となりました。
会場じゅうの視線は、いつのまにかこの熱戦だけに注がれ、
勝利の瞬間は、片岡君に惜しみない拍手が送られました。
私も、ただただ、凄い試合の連続に感動し、
「いいものをみさせていただいた」という気持ちです。
優勝おめでとう。
次は、全国大会出場を目指して、頑張ってください。
7月27、28日と2日間にわたって卓球部の関東大会。
団体戦では、春の大会と同様「関東大会男女アベック出場」の夢は
残念ながら叶えられませんでした。
ただ、卓球部はこの1年間もっとも多くの練習試合をした部活のひとつでした。
男子は、「全国大会出場」を目標として掲げることができた
本当に実力のある部活だったと思います。
女子は、3年生部員6名全員がレギュラーで
ひとりが欠けても試合ができなくなる状況のなか、
結果的に3位となった強豪校に接戦の末に負けたけれど、
本当に素晴らしいチームワークだったと思います。
最後の個人戦で、和田中卓球部の代表である片岡君を
男女一緒になって精一杯の応援をしている姿は、最高でした。
表彰式が終わって解散をしたのが、夕方6時すぎ。
みんなが家路に着く中、
片岡君は、ひとり「練習場」に向かいました。
あれだけの試合をした後にもかかわらず、
また、優勝の喜びにも浸りたいだろうに、
「次の試合に向けて、時間がある限り、練習をします。」
と。
勝利の女神が、片岡君にほほ笑む理由を垣間見た気がしました。
最後の最後まで、しびれた、一日でした。