【朝礼にて】音楽のもつ力


おはようございます。
今日はインフルエンザが流行しているため、
朝礼を体育館ではなく、校内放送にて行います。

これから段々と寒くなり、
インフルエンザがますます流行する可能性もあります。
ひとりひとりがうがいや手洗いをしっかりと行い
また、教室で空気の入れ替えを意識したり
給食当番はしっかりとマスクをしたりするなど、
みんなでできることを、きっちりと実行していきましょう。
 
 
さて、11月2日の学芸発表会まで、
あと2週間になりました。
そこで今日は、「音楽のもつ力」について、お話をしたいと思います。
 
 
今から30年ほど前、映画監督のスティーブン・スピルバーグ氏が
「未知との遭遇」というSF映画を製作しました。
人類が初めて地球外知的生命体、つまり宇宙人と接触する様子を描き、
世界中で記録的な大ヒットをした映画です。

その映画のクライマックスは
「どうしたら人類の”友好”の気持ちを伝えることができるのか」と
UFOとの交信を試みる場面です。
人類はシンセサイザーを使って5音階のメロディーをUFO送ります。

「レミドドソ♪」(放送では口笛で吹きました)

そうすると、UFOから

「レミドドソ♪」

と同じ5音階のメロディーが流れ、
次にお互いのメロディーを交換し合い、
最後に宇宙人が降りてきて友好的に接触ができた、というストリーです。

実は、世界各地の伝統的な音階は5音音階が多いという事実から、
この映画のシーンで使われた「レミドドソ♪」という5音階は、
まさに、地球上の民族を代表する「人類の言葉」として解釈ができるのです。
極めてシンプルですが、とても印象に残るメロディーです。

何も解り合えていないもの同士が、
音楽でコミュニケーションを取り、
お互いの気持ちを伝えあい、
深い絆(きずな)を結ぶことができたという、
スティーブン・スピルバーグ氏が、
音楽のもつ力とその可能性を見せつけた映画でもありました。
 
 
学芸発表会まで、あと2週間です。

残り少ない練習のなかで、
聞いている人たちに、
自分たちはどんな思いやどんな気持ちを伝えたいのか?
言葉では伝えることができないけれど、
音楽だからこそ伝えられる大切なものとは何なのか?
もう一度、考えてみてください。

そして、充実した練習のなかで
私たちは、各クラスの、そして和田中の・・・・・
仲間との絆をさらに深めていって欲しいと思います。

2週間後
みなさんの音楽を聴けることを楽しみにしています。
 
 
以上で、放送での朝礼を終わります。


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