【生徒会委嘱式にて】「何かできることを、ひとつ。」


おはようございます。

今日は生徒会委嘱式の前に、
それに関連して、お話させていただきます。

先日、日本の鳩山首相が、国連の会議で
温室効果ガスの排出量を2020年までに
1990年比25%の削減を目指す、とスピーチしました。
環境問題に対して前向きな鳩山首相のスピーチに
各国の首脳からは多くの拍手が沸き起こりました。
 
 
私たちの暮らす地球が、
環境破壊というとても大きな問題にあえいでいることは
みなさんも知っていることと思います。
そして、その原因をつくっているのは、
他ならない私たち自身であることも、知っているはずです。

この問題に対して、
私たちの反応は、およそ2つに分かれると思います。
「自分自身のことじゃないから、関係もない。」
と無関心を装う人たち。
その一方で、
「自分たちのことだから、何かできることはないかな。」
と考え、行動に移し始める人たち。

私は、
みなさんには、社会に起こっている出来事に対して
後者のような人間であって欲しいと思っています。
小さくてもいい、
『何かできることを、ひとつ。』
行動できる人になって欲しいと思います。

「なるべくゴミを出さないようにしよう」
「こまめに、節電しよう」
自分にできることからでいいのです。
たとえ地球規模の大きな問題であっても、
自分自身のことととらえ、
ひとりひとり、一日一日の小さな行動の積み重ねが大きな流れになって、
はじめて解決することができるのです。
 
 
さて、今日は、生徒会の委嘱式です。
3年生の生徒会の役員、委員のみなさんはお疲れ様でした。
これから主役となる1、2年生の生徒会のみなさん、
活発なものになってきたこの生徒会の活動を引き継ぎ
もっと、活発なものにしていってください。

私からは、みなさんにひとつ考えて欲しいことがあります。
これからの生徒会が、
私たち和田中学校をよくしていくことはもちろんですが、
自分たちのことだけではなく、
私たちが住むこの和田地区や杉並の地域、
さらには、日本や世界のために
生徒会として何かできることがあるのではないか
という視点で考えてみて欲しいのです。

いま、社会には先ほどお話した環境問題をはじめ
世界の貧困問題や日本の高齢化問題など、
さまざまな社会問題があります。
こういった社会の出来事を
私たち自身と、
そして、私たち自身の未来の問題としてとらえ
ひとりひとりが、何かできるのか?
生徒会として、何かできることはないのか?
ぜひ、考えていって欲しいと思います。
そして、
『何かできることを、ひとつ。』

TAKE ACTION!
行動をとりはじめて欲しいのです。

自分たちのため”だけ”じゃない
そんな活動が始まったと記憶と記録に残る
生徒会にしていって欲しいと思います。

以上です。


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