新年あけましておめでとうございます。
保護者の皆様、
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
私ごとで恐縮ですが、
今年の正月は実家の長野飯田市に帰省し、ゆっくりと温泉三昧でした。
そのなかでも2日、3日はすっかり大学箱根駅伝にはまってしまいました。
昨年の12月に行われた杉並区中学校対抗駅伝で
我が和田中学女子チームが準優勝したことで俄然、駅伝への関心が高まり、
駅伝にはどんな勝利の方程式があるのか、
そんなことも考え例年になく興奮しながら観ていました。
観戦していてひとつ感動したことがありました。
それは走り終えた多くの選手が、
道路にむかってしっかりと一礼をすることです。
さらにその後、体を支えてくれる後輩たちに
「みんな、どうもありがとう」
と息があがる中でもしっかりとお礼を言っていることに、
改めて感心しました。
「走っているのは自分一人の力じゃない」そんな心構えと、
「周りの人たちに支えられている」そんな感謝の気持ちが、
強いチームの条件になるのだろうな、と思いました。
和田中学の女子駅伝チームが
準優勝したことはみなさんすでにご承知だとは思いますが、
私はこのチームにはこうした
「走っているのは自分一人の力じゃない」「周りの人たちに支えられている」
という気持ちが常にあったと思います。
正選手の5名であろうが補欠の４名であろうが、
みんな一つのチームとして頑張りたい、
こんな気持の強さが好結果に結びついたのだ、
と箱根駅伝を観ながら再認識をしました。
さて、いよいよ3学期が始まりました。
3年生にとっては高校受験というハードルが待ち構えています。
保護者の皆様には、インフルエンザも流行するなかで
ご心配も絶えないかと思いますが、
学校としてもひとりひとりの希望が叶えられるよう
最後までしっかりと指導を続けていきたいと思います。
試験当日までには、
時間の使い方や体調管理など大切なことはいろいろとあるのですが、
私がもっとも大事にして欲しいと思っているのは、
当日の試験に挑むその時の気持ちです。
先ほどの駅伝の話ではありませんが
「和田中のみんなと一緒に頑張ってきた」
「多くの人が自分を支えてくれる」
こうした気持ちで本番に挑めるかどうかが大事だと思っています。
そんな落ち着いた気持ちの中で、
ぜひ自分自身が納得した結果がでることを期待しています。
２年生は、19日よりスキー教室が始まります。
昨年は初めて3泊4日という長い時間を生徒と一緒に過ごしましたが、
生徒が規律ある集団生活に適応していく様子には本当にびっくりしました。
最終日の食事などは、
先生方が一言も発しないのに静かに準備が整い食事が始められるようになります。
私も菅平での様子を毎日ホームページでアップしていきたいと思っていますので、
ぜひ楽しみにしていてください。
１年生は、明日15日に百人一首大会があります。
保護者の皆様には、お汁粉づくりなどその準備などにご協力いただきまして
ありがとうございます。
元気がよすぎて小学校７年生という雰囲気もあった1年生ですが、
このごろは随分落ち着いてきたように感じています。
3か月後には後輩を迎えるその準備を、
１年生もそして我々教職員も始めていきたいと思っています。
新年を迎えて、
政治、経済などにはなかなか明るいニュースがありませんが、
ぜひ学校現場だけは、希望に満ち、明るく輝いていたいと思います。
今年は寅年。
「虎は千里の藪を超す」の故事のごとく、
さまざまな困難にも負けることなく
魅力ある学校経営に邁進していきたいと思います。
保護者のみなさん、
2010年、本年もよろしくお願いいたします。