【保護者の会:運営委員会にて】各学年の状況報告(後半)


(2月18日の運営委員会での挨拶のつづき)

次に2年生の状況です。
2年生は先月の19日から22日まで
3泊4日の菅平スキー移動教室を行いました。

1、2日目は、抜けるような青い空と白銀の雪景色を堪能し、
3日目は、雨から吹雪とへとかわる中で自然の厳しさを味わい、
最終日である4日目は、再び雲ひとつない快晴のもと
パウダースノーでのスキーを満喫することができました。
大きなけが人もなく無事終了するとこができたことを嬉しく思っています。
 
 
この体験を通じて、2年生には和田中の学校目標でもある
自分で考えて行動していく「自立」する力と
他人への思いやりの心をもち「貢献」する力が
だんだんと身についてきたと感じています。

ひとつ屋根の下の共同生活では、
ひとりひとりが自分勝手なことをしていたら
ことがうまく進まないことを否応なしに体感します。
朝食、夕食の準備、夜の反省会など、はじめはスムーズにいかなかったのですが、
お互いに声を掛け合い、協力をし、時には自制することも学びながら
最終日に近づくにつれ、速やかに進めることができるようなりました。
また、部屋の友達の体調が悪くなった時などには
友達のために何ができるかを考え、行動している人たちを多く見かけました。

私自身は、今回で2回目のスキー教室となったのですが、
2年生と一緒に楽しいひと時を過ごさせていただきました。
そして、スキー技術の全体の向上は、
昨年の2年生より少し上だったかな、と思います。

4日間で午前午後、合計6回の練習のうち
4回の練習が快晴に恵まれたこともあったのですが、
学年主任の野中先生が体育の先生ということもあり、
生徒へ教えるインストラクターへの指導が、
きめ細やかでかつ的確だったと思います。
「初心者である生徒に『ボーゲン』を教えているのに、
インストラクターが『パラレル』で滑っていてはだめです」
などといったインストラクターへの指摘は、
なかなか普通の先生ではできないのですが、
野中先生は、そういうところまできっちりとできるのです。

最終日には、全員が山頂までリフトを乗り継ぎ、
「スキーが楽しい!」
思えるような滑走ができ本当によかったと思います。

ただ、今回のスキー教室では、
出発前に新型インフルエンザにかかってしまい
残念ながら参加ができなかった人や、
途中から東京に帰らざるをえなかった人が何人かいます。
さぞ「悔しかった」だろうと思います。
でも「耐えられない試練は、その人に与えられない」と言います。
この試練を、大きな器の人間になるチャンスが与えられたと思って、
ぜひ乗り越えていって、成長してほしいと思います。
 
 
最後の1年生の状況ですが、私は
「とても明るくて元気がよく、勉強することへの意識が高い学年」
だと思っています。
よのなか科の授業をやっていても、自分から積極的に発言しようとする生徒が多く、
これからの成長がとても楽しみです。
課題は「切り替える」「けじめをつける」ことが苦手なことです。
いつまでもおしゃべりをしていると、いつまで続けてしまう
といったところがあります。

ただ、そういうところの指導は、
ベテランの中井先生、中村先生はとても上手なので
2年生になるまでに、これからよくなっていくと思います。

卒業式まであと1カ月余りとなりましたが、
引き続き、ご支援ご協力のほど、よろしくお願いいたします。


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