みんなの意見が全国に広がっています③


火曜日7校時の「新聞を読む」授業では、
自分の気になった記事について意見文を書いていますが、
先週2月15日の産経新聞「談話室」に
3年生の意見文が掲載されましたのでご紹介し、
私なりの感想を述べたいと思います。
 
 
「恵まれた環境に気づき感謝」大八木愛乃(3年)
「子どもが学校に通えないなら、学校が子どものいるところまで、行けばいい」
 インドのムンバイに、貧しくて学校に行けない子どものための移動学校があるという。教室に改造したバスで市内を走る移動学校でNGO(非政府組織)が巡廻しているようだ。貧しさで学校にいけない海外の子どものことはしばしば報道されているが、私は貧困の中で学ぶことがどれだけ大変なことか漠然としかわからない。
 しかし、彼らが必死で働き、生きている姿には、日本に生まれてきた不思議さ、ありがたさを感じざるを得ない。私は、勉強も遊びも好きなときに、好きなだけできる。そんなだれもがいつでも自由に学び、遊べる世界になるよう、手助けしたいと思う。
 
 
今の日本には、物が満ち溢れていて
誰もが自由に生活をし、学び、遊ぶことができます。
でも、その「幸せ」を実感することは
比較する対象がないから、なかなか難しい。
 
しかしながら、
自分の体験や経験を通してでないと
ものごとを考えられないというのは、
中学生になったら、少しもの足りない。
人間には、たとえその状況にいなくても、
情報や知識をもとにイマジネーションを働かせ、
想像するチカラがあるはずです。

たとえ自分たちが豊かであったとしても、
世界の貧困について想像し、
何か自分にできることはないのかと考え、
実行していくことは可能なはずです。

幸いにも、今はインターネットなどが発達し、
世界のいろいろな情報を簡単に得ることができる。
今回の意見文にあるように
自分の得た情報から、想像力を膨らませ
自分が貢献できることを考える、
そういう人になっていって欲しいと思います。


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