“母なる大地”の力


東京の喧騒(けんそう)から抜け出して
自然豊かな白馬村での修学旅行。
君たちの表情が
とても生き生きとしています。
君たちの話し声は
ふだんよりもちょっと大きいし、
ハイテンションすぎないか、
と心配してしまうグループさえあります。

農業体験とはいっても、
レジャー的な遊びをするわけではないし、
特別に刺激的なことがあるわけでもない。
でもどうして、
こんなに君たちが生き生きしているのか
ふと、考えてしまいます。

その理由のひとつは
なんといっても「おいしい食事」だね。

朝、もぎたての野菜
自分で採集した山菜
精米したてのご飯
そんな採れたての食材の料理を
食べたことがなかった人も多いと思います。
美味しい食事は、素材が違う。

そして、もうひとつは、
「母なる大地」の力かな。

自然

新緑の息吹。
たんぽぽ
可憐でいて、力強い花。(↑日本タンポポ)(↓すみれ)

スミレ

アケビ
(↑あけびの花。)

ヘビ
生物の躍動。

水源

水の波動。

アスパラガス

土のにおい。

大地と自然とのふれあいの中で
ふだんは眠っていた力が
よみがえってきたのだと思います。

君たちの変化を感じ、
自然から大きな力をもらっている、
と感じます。

「母なる大地の力」って凄いなぁ。

さて、話は変わりますが、
昨晩10時ころ、
私も何軒かの宿舎を見回りしました。
その時、真っ暗なあぜ道を歩きながら
カエルの大合唱を聞き、
自分の中学生時代を思い出しました。

私の出身地である長野県飯田市でも
白馬村と同じように田植えの季節には、
夜になるとカエルの大合唱が響き渡ります。
一斉に鳴いてたかと思うと突然静かになったり。
自分の部屋からそんな大合唱を聞きながら、
勉強に励んでいた中学生のころを思い出しました。

君たちにとっても、この3日間で感じたことが、
いつまでも大切な記憶として残って欲しい
と思っています。

3日目は、快晴の予定。
思いっきり楽しんでください。


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