【朝礼にて】”なぜ”と問いかけることを大切に


先週の木曜日の「よのなか科NEXT」の授業には、
現在の菅直人内閣で法務副大臣を務める
加藤公一衆議院議員に来ていただき授業を行いました。

私と加藤さんとは、
前に勤めていた会社の先輩と後輩にあたる間柄です。

その加藤さんが政治家になろうと決意したのは、
実はひとつの”疑問”がキッカケだったそうです。

加藤さんが会社に入って間もなくのころ
自分の給料の明細表を見たときに、
「なぜ、こんなにも税金が高いのか?」と
とても疑問に思ったそうです。
そして、
「この税金はちゃんと国のために使われているのか?」
と思い、その使い道を自分で調べてみたところ
多くの税金が無駄な使い方がされていることがわかり、
そこで、
みんなの税金がうまく使われるようにしていこう、
と政治家になる決意したそうです。

実際に「よのなか科NEXT」の授業では、
殺人事件の時効が廃止された記事をもとに
「『時効』という制度が”なぜ”あるのか」
ということについてみんなで考えました。

3年生からは、
被害者、加害者、警察などの立場から様々な意見がだされ、
その意見の鋭さにもとてもびっくりしました。
加藤さんも
「国会で話し合っていた内容と近い意見が
今日の和田中生からもたくさん出た」
と、凄く感心していました。

「なぜなんだろう」

物事に対して、そう問いかけることは
とても大切な姿勢だと思います。
その問いかけに対して、
自分なりに調べて、
自分で考えてみることも大事。

さて、来週から1学期の期末試験がはじまります。

期末試験にむけて
単に知識を詰め込むだけでなく、
なぜなんだろう、
どうしてなんだろう、
そう問いかけることを大事にして欲しいと思います。

“なぜ”という疑問を調べていくことで、
面白いことがたくさん発見できるだろうし、
もしかしたら、自分に向いた将来の仕事に
出会えるキッカケになるかもしれません。

今日は以上です。


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