【意見発表会にて】鳴りやまない拍手


今日は、私が校長になって初めての経験をしました。
それはみんなの拍手が、いつまでも鳴りやまなかったことです。

学校公開日となった今日の3、4校時は、
今年度和田中学校の意見発表会が行なわれました。

各学年から2名ずつ選出された代表が6名、
新聞記事に対する代表の意見文が2名、
そして、3年生の英語のスピーチが3名
合計11名による意見発表会でした。
会場には、全校生徒の他に保護者や地域の方々も来校され
500名以上の熱気で包まれました。

一番初めの1年生の代表発表から、
体育館の空気は昨年とは全然違うものになりました。
原稿を見ることもなく、堂々としたスピーチに
会場全体が引き込まれていくようでした。
二年生の発表も、自分の日常から感じられたことを
素直に表現した素晴らしい内容だったと思います。
三年生の発表は、世界や未来に向けた
メッセージ性のある力強いものでした。

また、今年度から新しく行われた
新聞記事に対する2名の意見文では
「法改正が行われた臓器移植の問題」
「探査衛星はやぶさの帰還の記録」
こういった難しい社会の出来事に対して、
中学生としての鋭い視点で、
社会や未来を捉えていると思いました。

同じく、今年度から新しく行われた
3年生の英語のスピーチでは、
ジャスチャーを交え会場の笑いも誘いながら
最高のエンターテインメントだったと思います。

発表を前に、何度も原稿を書き直し、
家でもひたすら練習したことと思います。

こうした、11人のスピーチに、聴いている人たちも、
「なるほど」とか「そういう考えもあるんだ」と考えさせたれたり、
また、無条件で感動して胸が熱くなったり、
頑張らなきゃと奮い立ったりしたことと思います。

全員の意見の発表が終わったあと、
11人全員に立ってもらい、拍手が始まると
普通だったら、10秒から15秒もすると自然にやむのに、
今回ばかりはいっこうにやむ気配がありませんでした。
むしろ、時間がたつにつれ
大きな拍手への変わっていきました。

もちろん、発表も素晴らしかったと思いますが、
仲間の発表に対して、
こころからの拍手を送ることができることも
素晴らしいと思いました。

「拍手を止めてください」
って言わなくて、もう少し引っ張って
感動の余韻を楽しんでみてもよかったかな、
と、今は少しばかり後悔しています。

素敵な意見発表会を、ありがとう。


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