【修業式にて】言葉や気持ちは、こだまする


(修業式にさきけて、
杉並区中学生レスキュー隊の修了書の授与がお行われました)

東日本大地震から2週間がたち、
東京に住む我々の生活にも、色々なところで影響が出ています。
テレビのコマーシャルも、多くの会社が自粛をしているので、
民間の広告ネットワークのCMがずっと流れていますね。
「♪エーシー」という、あのCMです。
震災時には適当なものじゃないな、と感じるものや
「♪エーシー」という音声が時々耳障りになりますが、
そのなかでも、なるほどと思ったものがあります。

“言葉がこだまする”というCMです。

「馬鹿(ばか)」っていうと「馬鹿」っていう。
「ごめんね」っていうと「ごめんね」っていう。
というあのCMです。
ほんとに、そのとおりだと思います。
“人は鏡”っていう言い方もしますが、
他人のことを批判したり悪口を言ったりしている人は、
結局は、他人から批判され悪口ばかり言われてしまう。
他人のことを認め、優しくできる人は、
他人からも認められ、優しくされる。
これが、世の常(つね)なんですよね。

卒業式の予行練習の時、
中井先生が、
真剣に練習に取り組まない一部の1、2年生に対して、
「3年生に、卒業おめでとうという気持ちを持てない人は、
卒業する時に、おめでとうという気持ちで送り出してもらえないよ。
すくなくとも、先生はそういう気持ちになれない。」
という話がありました。
ほんとに、そのとおりだと思います。

先週の卒業式における、君たちの態度はとっても立派でした。
3年生への卒業おめでとう、という気持ちが伝わってきました。
自分の言葉や行動、他人への気持ちは、
他の人に伝わって、いつかは、
そのまま自分に帰ってくることを覚えておいて下さい。

さて、卒業式も終わり、
4月から2年生は和田中の最上級生として、
1年生は和田中の中心的な存在として
その覚悟と自覚を持って欲しいと思います。

そういった、ひとり一人の覚悟や自覚は、
必ず、同じクラスの人、学年の人たちに、
こだまをし、伝わっていきます。

そして、今度入学してくる一年生にも
「和田中の先輩、ってすごい」
って、伝わって行くはずです。

みんな一年間、がんばりました。
そして、進級おめでとう。
4月からは、それぞれがもう一つ高いステージで
もっともっと、ハツラツと輝いてくれることを、
楽しみにしています。
そして、新入生を含めて、
最高の和田中を創り上げていきましょう。

以上です。


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