部活動、最終章、最終項。


夏季杉並区区民体育大会で
和田中学校女子硬式テニス部(Aチーム)
が優勝しました。

テニス部1107303

富士見ヶ丘中との決勝戦。

ダブルスで2ゲームを先取したものの、
シングルスで2ゲームを奪われる。
2-2で迎えた、最終シングルス。

テニス部1107302

息き詰る接戦のすえ、
セットカウント6-3で見事に勝利し、優勝。

本当におめでとう。
感動、感激しました。

“慟哭(どうこく)”っていうと、
声を立てて泣き悲しむ、という意味なので
感情の表現としては全く違うのですが、
それでも、事情を知らない人が外からみたら、
“慟哭”って表現するような、
叫ぶように、むせぶように、
声にならない声で泣いている君たちの姿をみて、
私も、思わず目頭が熱くなりました。

最後の大会で優勝できて、
本当によかったと思います。

「勝つこと以上に大切なものがある」
スポーツや勝負の世界でよく言われる言葉です。
私も、そのとおりだと思います。

だからと言って、
「和田中テニス部は、みんな初心者だから
卒業するころまでに上手になればいいんだ」
とか
「勝負は二の次で、楽しんでやろう」
とか、
そんな甘いことを言って取り組んでいたのでは、
「勝つこと以上に大切なもの」
は決して手に入らないと思います。

「絶対勝つ」を合言葉に、
「和田中Aチーム、Bチームで優勝、準優勝!」
といった高い目標を掲げて
ここまで厳しい練習に取り組んできたからこそ
みんなでこの喜びを分かち合い、
歓喜の瞬間を味わえたのです。

三年生はこれで引退、
お疲れさまでした。
優勝できなかったBチームの三年生、
ゲームには負けてしまった三年生、
少し複雑な想いもあるかもしれません。
でも、全員で力を合わせ、支えあってきた、
その誇りや絆(きずな)こそが
勝つこと以上に大切なもの、
なんだと思います。

テニス部1107304

試合後、
打ちあげに向かった二、三年生とは別に
一年生は「壁打ち練習」に向かったと聞きました。

・・・・・これが、和田中魂。
しんみりと嬉しかったです。

これから始まる、一、二年生の新チーム。
三年生の伝統を受け継ぎ
やるからには、絶対に勝ってください。


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