総務省に行ってきました。


総務省が進めている「フューチャースクール推進事業」と
文部科学省の「学びのイノベーション事業」への
『公募』に対し和田中学校としての応募書類を
今日、直接届けてきました。

『公募』の内容については、簡単に言うとこういうことです。
「iPADようなタブレット端末や電子黒板などの
コンピュータ機器を上手く使って、
これからの日本の教育をよりよくしよう」
という意気込みのある中学校は、
ぜひ、手を挙げてください。
日本の中学校から8校を選び、
総務省と文部科学省と力合わせて、
未来のモデル校を創っていきましょう。

この公募に
和田中学校が手を挙げた、ということです。

みんなも感じているように、携帯電話やパソコンなどの
コンピュータ機器の進歩は目覚ましいものがあります。
そういった先端技術を、教育現場に取り入れようという動きは
10年ほどから日本でも始まっていました。
しかし今では、韓国、台湾、シンガポールなどの
近隣諸国の取り組みに後れをとり、
水をあけられているのが現状です。
特に韓国では、2013年までに生徒全員にタブレット端末を配布し
デジタル教科書を導入する計画が発表されています。

ちなみに、昨年は、韓国の政府の人が
和田中のiPADの取り組みについて取材、研究にきました。
韓国の人の、凄い情熱を感じました。

私はコンピュータ機器が万能なものだとは思っていません。
ただ、それらが、いずれは学校に入ってくるのは確実で、
そうだとするならば、
先生たちと生徒が、がコンピュータにどう関わり、
どうすれば、みんなが深く学んでいくことができるのか、
良いところ、悪いところを含めて
勉強していく必要があると思っています。

君たちを取り巻く社会の環境は、
携帯電話・ゲームなどのコンピュータの普及によって
対話が減り、どうしても一人ひとりが孤立しがちです。
今後もこういった現象が加速していくことで、
君たちの、
論理的に思考したり、
的確に判断したり、
柔軟に表現したりする力は、
確実に失われていくと思う。

でも、これからは、
君たちの、今失われつつある
いろいろな価値観をもつ人と対話する力を
コンピュータの力を逆に利用することで、
身につけていく術(すべ)を
みんなで考えていきたいと思う。

公募の発表は、
8月の下旬の予定です。

最近はこの書類提出のために、
睡眠時間を削っていたから
「果報は寝て待て」・・・・・
になるといいのですが。


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