【朝礼にて】職場体験を前にマナーについて考える。


おはようございます。
急に寒くなりましたが、服装などに気を使い
風邪などひかぬよう、注意してください。

さて、今日から2年生は5日間の職場体験が始まります。
そこで今日は、君たちがいずれは直面する
社会のマナーについて考えてみたいと思います。

さて、あるビジネス雑誌が行った
会社員へのアンケートをした結果があります。そこで
「新入社員のマナーで『ムカッ』ときたこと」という質問に
一番多いものはいったい何だと思いますか?

~(沈黙)~

それでは次に、会社の経営者へのアンケート結果で、
「新入社員の時に身に付けて欲しいマナー」で
一番多いものは、何だと思いますか?

~(ざわざわ、あいさつ、じゃないの)~

そうですね、
先輩が『ムカッ』ときたことは、「あいさつができないこと」
身に付けて欲しいマナーは、「あいさつ」です。

それでは、どうして社会の先輩たちは、
新人に「あいさつをすること」を求めているのでしょうか?

私は、その理由のひとつは、社会人の先輩方が
あいさつの重要性を身にしみて感じているからだと思います。
今の君たちは、毎日多くの人に出会うことはないので
実感がないのかもしれませんが、
いろいろな人との友好な関係を作っていくには
あいさつこそ、もっとも基本的で大切な行為なのです。
だからこそ、新入社員のあいさつができないことが
とても気になるのだと思います。

そして、もう理由のひとつは、
先輩と新入との間では、あいさつの仕方や意識に
大きな差があるからだと思います。
あいさつとは、相手よりまず先にするもの、
目をみて、気持ちを込めてするもの。
そういったことが、新人のあいさつには、
欠けていると感じているのだと思います。

『人生は、習慣の織物である』という言葉があります。
人生というものを一つの美しい織物とすれば、
この織物は、美しい習慣から織られているのです。

よい習慣をつけるか、悪い習慣をつけるかによって
まったく人生や、人間が変わってくる、ということのたとえです。

君たちが、美しい人生を送るためにも、
きちんとしたあいさつの習慣を身に付けて欲しいと思います。

2年生は、ぜひ、これからの職場体験で
気持ちのよい「あいさつ」を試してみてください。
3年生は、去年の職場体験のことを思い出し、
1年生は、来年への職場体験に想いを馳せ
「あいさつ」の大切さについて考えてみてください。

今日は以上です。


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