【朝礼にて】中学生の持っている力


朝礼に先駆けて、
部活動の秋季大会の表彰が行われました。
・女子剣道部 杉並区優勝
・男子剣道部 杉並区準優勝
・野球部 杉並区第3位
おめでとう。
これから続くブロック大会での活躍を期待しています。

おはようございます。
今日は、この夏休みに、私の生まれ故郷である
長野県飯田市鼎(かなえ)に帰省していた時に、
中学の後輩から聞いた話をしたいと思います。

その後輩は、鼎中学校のPTAの会長をしていて
現在の鼎中の生徒の様子を伝えてくれたのですが、
その中で、この度の3月11日に起こった
東日本大震災の時のエピソードを話してくれました。

その日は、長野県でも大きな揺れが起こり、
電車の踏切の遮断機が降りたまま
動かなくなってしまったそうです。
当然、遮断機が上がらないのですから
踏切のところから車が渋滞し始めました。

そこで、鼎中学の生徒が行動したのです。
「この先、故障で踏切が開かないので、迂回をしてください」
渋滞しているすべての車のドライバーに
声をかけていったそうです。
そして、生徒たちが連携して、
迂回路を指示して渋滞を解消させたそうです。

その話を聞いていて、
我が母校の生徒を誇らしく思うと同時に、
和田中生だったらできるだろうか、と考えました。
みなさんも、そのような状況だったら、
同じように行動できるでしょうか。

さて、話は変わります。
一昨日、和田地区の総合防災訓練が行われました。
炊き出しや消火訓練、救命講習など
200名以上の地域の方々と約100名の和田中生が
参加して行われました。
震災後、初めての地区での防災訓練ということもあって、
緊張感もあり、かなり実践的な訓練になりました。

先ほどの鼎中学の生徒の話と
一昨日の君たちの防災訓練の様子を見ていて、
中学生である君たちは「なかなかやれるものだな」
と感心しました。
災害時などでは、中学生はもうすでに
大きな戦力になれるのだと思いました。
これから生徒会の役員の委嘱式がありますが、
ぜひ、新しい生徒会のみなさんにも
地域への貢献活動を
積極的にして欲しいと思います。

そういった活動を続けることで
いざという時には、
大きな貢献ができるのだと思います。

今日は、以上です


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