実は、私は”木フェチ”です。
そんなフェチ、聞いたことがないでしょ?
古い民家になどに行って、
柱や家具の木肌を眺めるのが大好きで、
きれいな木目(もくめ)を見ると、
感動して見入ってしまうこともしばしば、です。
だから、木目を見れば、どんな木なのか
だいたい、わかります。
柱を見ては、
「ああ、古いヒノキが使われていますね」
とか
「これは、いいケヤキですね。」
「めずらしい、クリの木を使っているのですね。」
とか、言うと、
たいがい喜んでもらえます。
その中でも、桜の木は、
私がもっとも好きな木のうちのひとつ。
桜の木の柱は、ほとんど木目がなく、
女性的な優しい風合いでいて、
堂々と力強い。
21日の台風で倒れてしまった桜の木。
できることなら、
どこかの建物の立派な柱として、
いつまでも息づいていて欲しいと願います。