朝礼に先駆け、昨日行われた
第12回杉並区中学校対抗駅伝において
男子準優勝の表彰と
女子11位の結果報告会が行われました。
みなさん、おはようございます。
今日は、みなさんに昨日の駅伝大会の様子と
その時に私が感じたことを伝えようと思います。
男子は、スタートの水田君がいきなり第2位で通過、
第4区まで和田中は第2位で来ている、という
そんな場内放送が入りました。
そして第5区、大宮神社の最後の下り坂を、
3位の杉森中学とデッドヒートで競い合っている
立川君の姿が目に入ってきました。
「立川、行け!負けるな!」
思わず大声で、声援を送りました。
沿道からも「和田中頑張れ」という大きな声が
響き渡っていました。
立川君は最後の最後まで力を振り絞り、
第2位でゴールテープを切りました。
ゴールした瞬間、思わず彼と抱き合い
涙が出るほど、嬉しくなってしまいました。
しかし、その後、もっと嬉しい瞬間が訪れました。
それは、今回の駅伝のチームがみんなで健闘をたたえ合い、
とてもいい表情で、記念撮影をしているときでした。
選手も、選手でなかった人も、
準優勝した男子も、11位だった女子も
ある人は、涙で顔を濡らしながら、
ある人は、満面の笑みをたたえながら、
お互いに肩を組み、手を握り合っている姿をみて
この駅伝チームと一緒に汗を流してこられたことを
本当に嬉しく、誇りに思もいました。
君たちには、充実した中学校生活を送って欲しいと思っています。
もちろん、君たちも充実した学校生活を送りたいと思っているとはずです。
それでは、どうしたらそういう生活が送れるのでしょうか?
そのためには、まず「努力」を積み重ねることだと思います。
今年の駅伝チームは10月上旬から自主的にチームを組み、
「男女アベック優勝」というとても高い目標をたてました。
そして、その目標に向かって約3カ月間、
毎朝7時30分からの朝練習と放課後練習を
誠実に、ひたむきに、積み重ねて来ました。
私たちの人生というのは、費やした努力の分だけ、
価値があるものになるのだと思います。
そして、もうひとつは「信頼」を積み重ねること。
お互いに励まし合い、切磋琢磨し、
あいつが頑張っているから、おれも頑張れる。
困ったときでも、あいつがいれば助けてくれる。
最後のゴール寸前で、立川君が頑張れたのも、
決して一人で走っているのではない、
心を通わせてきた仲間がいたからだと思います。
確かに、女子は目標に及ばない成績で
悔しかったことと思います。
それでも今年の30余人の男女駅伝チームは、
本当に素晴らしいチームだったと思います。
それは、記念写真の笑顔が証明しています。
チームの一人ひとりが努力の大切さと
みんなで信頼を積み重ねることの尊さを
今回の駅伝チームが教えてくれました。
感謝です。
ありがとう。