【朝礼】あいさつは、心を通わせ、伝えるということ


みなさん、おはようございます。
2週間前から、保護者の会のみなさんが、朝、正門と南門に立ってあいさつ運動をしていただいています。なぜ、保護者のみなさんは、わざわざ朝早くからきて、時には雨の中、みなさんのために、あいさつ運動をしてくれるのでしょうか?みなさんにも、少し考えて欲しいと思います。

2年生、3年生は、職場体験を通して、会社で働いている人たちどうしや、また働いている人がお客様に対して、しっかりとあいさつをしている様子を見ることできたと思います。

たとえば、若い人からお年寄りまで、たくさんのお客様を相手にするハンバーガー店があります。そこでは、「おはようございます」「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」「すみません」などのあいさつの練習を徹底的に行います。加えて、相手の目を見て、頭は45度くらい、そんな細かいところまで気をつけて行います。お客様に満足してもらうためには、おいしい食べものを提供するだけでなく、お客さまへの接する態度、つまり、おもてなしのこころを伝えることが、もっと大切であることを知っているからです。

たとえば、ゲームを開発している会社があります。その会社には、ゲームのアイディアを練る人、ゲームのプログラムを作る人、作ったゲームをどうPRするかを考える人、いろいろな人が、それぞれの机に向って集中して、静かに仕事をしています。そんな人たちが集まる会社でも、朝みんなが来たときは、元気よくあいさつを交わします。それは、面白いゲームをよのなかに売り出すという目標が凄く大変で、会社のメンバーは、いわばチームメイトであり、こころを通じあわせないと、その難しい目標を達成できないことを知っているからです。

社会にでて、あいさつをしないと、何か罰則があるわけではありません。
しかし、あいさつをすることで、みんながこころを通わせ、こころを伝えることができ、幸せで明るい社会というものが出来上がっていくのです。あいさつは、規則に書かれたルールではないけれど、社会をつくりあげていく、共通の認識、つまり、礼儀なのです。

あいさつ運動がはじまって2週間ですが、みんなの挨拶が、最初は恥ずかしい感じだったのが、どんどん元気に、またどんどん明るくなっていくことを実感しました。たしかに、正門に保護者のみなさんが待ち構えていたら、ちょっと恥ずかしい気持ちですね。でも、「社会に出てもあいさつができようになってほしい」という保護者のみなさんの願いをぜひ感じとって下さい。和田中のみんなと保護者のみなさんや、地域の人たちとこころを通わせることができたら、とても素晴らしいですね。
何気ないあいさつについて、みんなにもその大切さを考えていってほしいと思います。
以上です。


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