【始業式にて】書き初めに「和」と書きました。


和

みなさん、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

さて、私は新年の書き初めで、「和」と書きました。和田中学校の和なのですが、この和にはいろいろな意味が含まれています。
 
 
 
まず、そのひとつの意味は『合計する、一緒になる』という意味があります。たとえば、5と3の和は8、というときに使われる和です。

つぎに、和には『争わない、お互いに理解し合う』という意味があります。平和、調和というときに使われる意味ですが、聖徳太子の「十七条憲法」の「和をもって尊しとなす」もこの意味で使われています。ただ、ここで言われている和の精神とは、波風を立てないでとにかく仲良くするのが大切、といった意味ではありません。考え方の違う者どうしでも堂々と話し合いをし、お互いに理解をしあうことで争いをしない、という意味なのです。

そして、3つ目は『日本を象徴する』意味で使われます。和風、和式、和菓子、和食、和紙など、和には日本の文化を象徴する意味をもっています。

こう考えていくと、「和」のある和田中学校は、深い趣があると思いませんか?
みんなが『一緒になる』中学校。
『お互いが理解し合う』中学校。
そして『日本を象徴する』中学校。
そんな中学校にみんなでしていきたいと思い、この字に願いを込めて書き初めをしました。

いよいよ、2009年、新しい年がはじまりました。和田中の学校目標は「自立・貢献 夢にむかって最善をつくし、社会に貢献できる自立した人間であれ」です。年の初めに、ひとりひとりが、しっかりと目標を立て、その目標に向かって、自分ができることをしっかりとやり続けてください。その結果として、自立して社会に貢献できる人間になる、社会に貢献する自立した人間になれる、このことを忘れず、そして、ひとりひとりにとって、充実した、素晴らしい一年にしていきましょう

そして、クラス、部活動、生徒会の仲間が、お互いに理解し合い、生徒や先生、保護者や地域の人たちみんなで一緒になって、日本を代表する「和」の中学校にしていきましょう。


コメント

カテゴリー: 校長室コラム