【朝礼にて】部活動への参加について


おはようございます。

(みんなから、『おはようございます!』)
新しい学年での初めての朝礼ですね。
今のように、これからも元気よくあいさつをしていってください。

さて、先月私は和田”小学校”の卒業式に出席しました。
その時、多くの卒業生が、
「中学生になったら、勉強と部活動を頑張りたい!」
と元気よく夢を語っていたことが印象的でした。
その他の小学校の卒業式に出席した先生方からも、
「部活動を頑張りたい」
と卒業生が張り切っていた様子を聞きました。

また、昨年私は3年生一人一人と入試の面接練習をしました。
その時に
「中学校の時に一番思い出に残っている出来事は何ですか?」
という質問に対して
「部活動です」
と答える3年生が最も多かったことを覚えています。

それだけ、中学生にとって部活動は重要で大切なものですよね。

実は、私も中学校の卒業文集には部活動の思い出を書きました。
クラスや学年を超えて仲間と汗を流すことは、
本当に素晴らしいことだと思っています。

私は中学生の時はバスケットボール部でしたが、
大学からはアメリカンフットボールに打ち込みました。
そして、社会人となり、会社に入社してからも、
その会社のシーガルズというチームに入部しプレーを続けました。

社会人のチームというのは大学で活躍した人が入部してくるので
新入部員の方が先輩よりも上手い、ということがよくあります。

私が社会人3年目の時に、松本君、阿部君、根崎君という、
大学で日本一になったこともあるスター選手3名が入部してきました。
彼らはどんな凄いプレーをするのだろう、と注目していたのですが
私が一番驚いたのは、
その3人は、練習開始の1時間前にはグランドに来て
フィールドのラインを引いたり、
怪我をしないように丁寧に準備体操をしたりしていたことです。

1ヶ月くらいたった時、そのうちの一人の根崎君に、
「君たちは、大学の時からそういう習慣だったの?」
と聞きましした。すると彼は、
「うちの大学では”自己犠牲”という精神をずっと大切にしてきました。
チームのために早く来てグランド整備をしたり
怪我をしてチームに迷惑をかけないように準備体操をしたりするのも
うちの大学の部では、あたりまえのことでした。」
と言いました。
その時、
「日本一になるような強いチームは、
ひとりひとりの力や技が凄いだけじゃないのだな」
と感心しました。

彼ら3人の”自己犠牲”の姿勢はシーガルズにも浸透していき、
その4年後、彼らが中心選手となって、
チームは日本一になることができました。

私は、後輩からもいろいろなことを学びました。

先週の木曜日には新入生のための部活動の説明会がありました。
和田中学校では90%を超える生徒が部活動に入っています。
もちろん、部活への入部は強制ではありませんが、
新入生は上級生からいろいろなことが学べることでしょう。
また、上級生も下級生から学ぶこともたくさんあると思います。

やるからには仲良しクラブで終わらせず、
お互いに甘えることなく厳しいことも言い合ってください。
そして、和田中の部活動で
机の上だけでは決して学べないことを
たくさん学んでいって欲しいと思います。

以上です。


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