生徒会選挙を終えて。


今年度の生徒会選挙は、
杉並区選挙管理委員会のご協力をいただき、
本物の投票台や投票箱を使い、
実際に行われている選挙とほぼ同じ手順で実施してみました。
少し時間がかかりましたが、いかがでしたか?
みんなは近い将来、政治に参加する権利を得ますが、
ぜひその時は今回の生徒会の選挙と同様
自分の一票を有効に使って欲しいと思います。

さて、生徒会に立候補したみなさんの所信表明演説は
とても立派だったと思います。

それぞれが自分の公約を発表し、
その内容や話し方はもちろんのこと、
なんとか自分がそれを実現させ和田中をもっと良くしていきたい
という姿勢や熱意を感じました。
私は、聞いていてとても誇らしく、またうれしかったです。
これから開票が行われますが、
立候補者は今の前向きな気持ちを忘れないようにして下さい。

みんなも知っているとおり、
先月の8月30日に行われた、衆議院選挙で、
長い間第一党だった自民党が大敗し、
民主党への政権交代が現実的になりました。
国民ひとりひとりの一票で、国の政治が変わろうとしています。

ただ、私は日本全体が変わっていくには、
まだまだ時間がかかると思っています。
一票を投じ、政権が変わったただけで国が変わるということはなく
国民ひとりひとりの国家に対する意識が今以上に前向きに変化しなければ
国は変わらないと思うからです。
 
 
今から50年前ほど前のアメリカで、当時の民主党と共和党が選挙で争いました。
その時に、勝利したのが民主党の当時43歳のジョン・F・ケネディという大統領でした。

そのケネディ大統領は、
大統領に就任する演説で、こう言いました。
 
 
「Ask not what your country can do for you
— ask what you can do for your country.」
 
 
「国が、あなたのために何ができるのかを問うのではなく、
あなたが、国のために何ができるのかを考えてほしい。」
つまり、アメリカのために自分が当事者として考え、
責任をもって行動して欲しい、と訴えたわけです。
事実この時代からアメリカは大きく動き出します。

みなさんも、一票を投じた人は、
責任を持って生徒会に参加していって欲しいと思います。
生徒会の役員が和田中を変えるのではなく、
生徒ひとりひとりが和田中を変えていくのです。

候補者の一人が演説で言っていました。

「和田中を世界一の学校にしていきたい」と。

そうなれるように、
もちろん、私もがんばります。
新しくなる生徒会の役員がリーダーシップをとっていこう。
そして、和田中生みんなで力を合わせ、
世界一の学校にしてこう。

以上です。


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