【朝礼にて】「自立、貢献」するために


おはようございます。

さて、これは今日11月30日の読売新聞の朝刊です。
(今日の読売新聞を広げて見せる)
この中に、『気流』という投書欄があるのですが、
そこに1年生の立川君の投書が載っています。
鳥取県の小学校で、長い間いなかった「学級委員長」が復活した、
という新聞記事について意見を寄せたものです。

高山君は、
『「学級委員長」を置かなかったのは、
“人気投票に陥りがち”などの理由からだそうですが、
僕は、置いたほうが皆の意見がまとまり、
学校を良くすることができると思います。
リーダーシップを教えることもできます。
いないと、自分勝手なことを言う人が増えて、
混乱が増えると思うのです』
と書いています。
自分が興味のある記事を選んで、
素直な意見が書けていると思います。

読売新聞は、朝刊の販売部数が1,000万部と言われていますから、
高山君の意見を、とても多くの人たちが読んだことになります。

また、同じく今日の東京新聞には、
2年生の森さんの投稿した記事が載っています。

森さんは、中央アジア、ウズベキスタンの地方都市で
無償の日本語学校があることについて書いています。

『外国で日本語を無償で教え、
いろいろな国で日本語を話せる人が増えていったら、
日本の訪問者が増えるのではないかと思います。
また、私たちが外国へ行った時も、
街で「こんにちは」「ありがとう」などと
声をかけてくれる人が増えると思います。

私は、日本の未来を明るくしたい。
だから外国で日本語の授業を無償で行うことに賛成です。
今の日本をもっともっとよい国にするために、
みんなの大好きな国にするための、
第一歩になると思います。』
と自分の主張を
わかりやすい言葉で、はっきりと述べています。

これらの投稿は、
火曜日の7校時に行っている「新聞を読む・総合の時間」で
1・2年生のみなさんひとりひとりが、自分の関心のある新聞記事を切りとり
投書をしたものです。
中学生である君たちも、自分の言葉や文字を使って
多くの人たちに自分の考えを伝えていくことができるのです。
 
 
これらの投書に留まらず、今日の表彰では、
(朝礼の後には、毎回表彰式を行っています)
『ハガキでごめんなさい』とうハガキ応募で南国市教育長賞を受賞した
3年の大野さん、
『東京都薬物乱用防止』の標語で佳作を受賞した
2年の今川君、
『東京都成年者喫煙防止』の標語で優秀賞を受賞した
2年の本田君、
『台所・お風呂の川柳』で入選した
2年の吉崎君、藤原さん。
この『台所・お風呂の川柳』では、
和田中学校が、全国の中から8校が選ばれる
学校奨励賞をいただきました。
 
また、『杉並区納税貯蓄組合連合会』の標語では
3年生の菊池君が銅賞、
優秀賞に、青野さん、三浦さんが入選しています。
 
受賞したみなさん、おめでとうございます。
みなさんが、自分が蓄えた知識を生かし、
積極的に取り組んだ結果だと思います。
 
 
私は、ひとつの課題に出会ったとき、
2種類の人間に分かれると思っています。
一つは、
「めんどうくさい、自分には関係ないね」
と無関心、無関係を装い、何も考えようとしない人。
もう一つは、
「何か面白そうだ、挑戦してみよう」
と好奇心を持ち、前向きに取り組んでみる人。
みなさんには、ぜひ後者の人間でいて欲しいと思います。

和田中学校の学校目標は「自立、貢献」です。
和田中生ひとりひとりが自分の力で自立し、
そして、社会に貢献していって欲しいと願っています。
そのためには、社会の課題や出来事に、常に関心をもち
自分が積極的に関わっていく姿勢が必要です。
さらに、言葉をおろそかにすることなく、
自分の思いを発信していくことも大切です。

3年生は、今月の15日の火曜日には、
新聞に投書をする「新聞を読む・総合の時間」があります。
ぜひ、3年生らしい生き生きとした意見文を投稿してみてください。

楽しみにしています。

以上です。


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