3年生の高校入試の面接練習をしています①


12月に入ってから、
放課後には、3年生のために高校入試の面接練習をしています。

まず、入退室の練習をしたあと、
面接をしている様子を約5分間にわたってカメラで録画し、
その様子をVTRで見て、自己採点してもらいます。
『自分が話している様子を客観的に見るのは初めてです』
という人もいます。
また、多くの人が、
『目線がこんなに泳いでいるとは思いませんでした』
『目がキョロキョロして、自信がないように見えます』
といったことを言います。
相手の目を見て話すことが大事なのは
十分にわかっているはずなのに
意外にできていないことに気が付きます。

その他には、
『前髪、切らなきゃだめですね。』
とか、
『声がこんなに小さいとは思いませんでした』
『えーっと、とこんなに言っているのですね』
など、自分のイメージとは違う別の自分に
はじめて気が付きます。

いくつかのアドバイスをした後、
面接練習の最後には、
自分の長所を中心にして、自己PRを1分間でしてもらいます。

これも、
『自分のよいところを、他人に言うことが初めてです』
という人もいて、なかなか1分間で言うことは難しいようです。
私が
「Aさんのいいとことは、こんなところもあると思うよ」
と言うと、
「そうですか。前にも友だちに言われたことがありましたが・・・・」
などと、自分の「イイトコロ」に、
気がついていない人も多いようです。
 
 
私は、中学3年生のときに面接の試験をうけることは、
とてもいい機会だと思っています。
それは、今までの自分を振り返り、
客観的に自分を捉える、またとないチャンスだと思うからです。

しぐさや外見もそうですが、
自分の内面や心についても、一度、振り返ってみよう。
自分の「イイトコロ」ってどんなところなのか、
友達や、先生、保護者のみなさんに、一度、聞いてみよう。

きっと、自分でも気付いていない、
自分の長所を発見することができるはずです。

あたなの大切にしているものは何ですか?
どんな人間になりたいのですか?
自分の幸せな瞬間はどんな時ですか?
自分なりの答えを探してみてください。

自分のことを理解することは、いくつになっても難しいし、
自身を完全に知るなどということは、永遠にできないかもしれません。
でも、自分のよさを見つめなおすということを
大切にしていって欲しいのです。

面接では、私なりに感じている、
君たち一人ひとりの「イイトコロ」を
伝えていくつもりです。

面接練習は、緊張はすると思いますが、
楽しみながら、やっていきましょう。


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