【朝礼にて】「ひとりじゃない」ということ。


寒い時ほど、大きな声を出して
みんなであいさつをしましょう。

「おはようございます!」

先週の火曜日の7校時に
1年生と3年生で行った「新聞を読む」の授業では
バンクーバーオリンピックの出場を決めた
フィギュアスケートの浅田真央選手の記事について考えました。
今日は、そのことについて話をしたいと思います。
2年生はスキー教室の準備でこの授業をやらなかったので、
少し詳しく説明します。
 
 
浅田真央選手は、今からちょうど一年前の2009年に
バンクーバーでの国際大会に出場したのですが、
「その時の大会に挑んだ時の気持ちと、
2010年の今年、同じバンクーバーで行われる
冬季オリンピックに挑む今の気持ちとでは大きな違いがある」
という記事の内容でした。

どのように違うのか?

昨年は
「燃え尽きてしまってもう出たくない、という気持ち」
でした。ところが今年は、
「今まで支えてもらった人に恩返しができるいい機会。
早く試合にでたい、という気持ち」
だそうです。

浅田選手は
「昨年はひとりで戦っているようで孤独だった」といいます。
ところが
「今年の自分は孤独じゃない、みんなに支えられているんだ」
という感覚になっているのだそうです。

人間は、逆境に立つと弱いものです。
それはオリンピックに出場するような選手でも同じこと。
でも、
「自分はひとりじゃない」
「支えてもらっている人がいる」
「一緒に戦っている人がいる」
そうと思えると、強くなれるものです。
その結果、自分の持っている力を
100%いや120%以上だせることもあるものです。

来月から始まるバンクーバーオリンピックでの
浅田選手の活躍に注目していきたいですね。
 
 
さて、3年生はいよいよ高校受験がはじまります。
私は、君たちが面接会場や試験会場にいった時、
今言った、浅田真央選手のような気持ちで挑んで欲しいのです。
「自分はひとりじゃない。
支えてもらっている人がいる。一緒に励ましあった仲間がいる」
こんな気持になれるといいな、と思っています。

担任の先生からいろいろとご指導していただいたこと、
友達と面接錬習などをして切磋琢磨してきたこと、
家族のみんなの支えがあったこと。
そんなことを思い出してみてください。

決して、君たちはひとりじゃないんです。

1、2年生みなさんは、3年生に
ぜひ『3年生の先輩がんばって欲しい』
の気持ちを伝えてください。

最後に。
私も、12月からずっと
君たちひとりひとりと面接練習をしてきました。
しっかりと意見を述べられるようになったと思います。

そして、私は君たちへの思いも伝えたつもりです。

3年生のみなさん、
「君たちの合格を応援しています」

今日は以上です。


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