【朝礼にて】表彰をうけるということ。


おはようございます。

今日、この朝礼のあとには
杉並区の書き初め展覧会の出展者への表彰や
区大会準優勝の男子バスケットボール部の表彰、
個人で区大会優勝した柔道の表彰などがあります。

そこで、今日の朝礼では
「なぜ朝礼のあとにみんなで時間をとって表彰式を行うのか」

考えてみたいと思います。

みんなの中には、
「表彰する時間をもう少し短くしてもいいのではないか?」
そんなことを言ってくれる人もいます。
もっと、テキパキとする必要はあると思います。
ただ、私は和田中学校では、
朝礼のあとの表彰は『しっかり』と行いたいと思っています。

なぜか?大きく2つの理由があります。
 
 
ひとつは、この賞を獲るために過去から今まで一生懸命努力してきた
その成果をみんなで讃えあうため。

そしてもうひとつは、受賞した人に、
今から未来に向けてこれらも和田中の模範となり頑張ってほしい、
という気持を共有するため、だと思います。

昨年、アメリカ合衆国のオバマ大統領がノーベル平和賞を受賞しました。
その時、世界中のマスコミや評論家の人たちは
「オバマ大統領は就任1年足らずで、過去からの実績が乏しいのではないか」
と、その受賞について批判的でした。

ところが、オバマ大統領は、
「ノーベル平和賞が私に与えられたことで、
かなりの論争を生み出したことを認めます。
それは、世界の舞台での私の仕事が緒についたばかりで、
この賞を受けた歴史上の偉人たちに比べて、
私が達成したものはきわめて小さいからです。
・・・・・・・・・・・
しかし、私はこの機会を生かして、さまざまな紛争を解決し
世界の平和に貢献していきたいと決意しています。」
といった内容のスピーチをしました。

私は、表彰される人は、
オバマ大統領のように
受賞そのものに満足するのではなく、
受賞したことで未来志向な気持ちになることが
大切だと思います。

そして、表彰を見るまわりのみんなは、
“今まで頑張ってきたんだな、すごいな”という称賛と
“これからも、もっと頑張って欲しい”という期待を込めて
大きな拍手をして欲しいと思います。

今日は、いい表彰式をみんなでつくっていきましょう。

以上です。


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