みんなの意見が全国に広がっています②


和田中学校では、社会とのつながりを学ぶために、
火曜日の7校時には「新聞を読む」授業を行っています。
その授業の一環として、
自分が気になった記事について意見を書き、
新聞社に投稿しています。
今までに何人ものみなさんの投稿が
全国誌に掲載されましたが、
2月1日の産経新聞「談話室」に掲載された投稿は
学校に関わる内容なので、
みんなにもぜひ考えてもらいたくて
ご紹介します。

「授業崩壊は家庭教育にも責任 」
杉下有理(3年)
 小学校の授業崩壊に対する新聞記事を読んだ。しかしその原因を、先生方に求める見方には、疑問があると思う。騒ぐ生徒を厳しく指導しても、その生徒を通し、保護者がクレームをつけてくるなど、私には本人とその保護者に問題があると思えるからだ。
 新聞では「家庭などでのしつけ不足もひとつの原因」と書いているが、私には家庭のしつけ不足のほうが大きな要因だと思う。
 授業崩壊の対策にしても、教員育成などより、家庭教育の見直しのほうが急務ではないだろうか。
 先生だけが悩み、苦労する学校から授業崩壊はなくならない。先生と生徒、保護者が一体となって初めて授業崩壊に向き合えるのではないだろうか。
 
 
また、先月18日には、
中学生らしい素直な感想が述べられた投稿が
東京新聞に掲載されましたので
併せあてご紹介します。
 
 
「漫画の施設 待ち遠しい」
北浦航磨(2年)
 麻生首相が建設を予定していた「国立メディア芸術総合センター」が中止になったので、代わりに「東京国際マンガ図書館」ができるんだな、と思いました。しかし、建設するのが国ではなくて明治大学だと知って有名な大学が造るんだなぁと驚きました。
 僕は明治大学の駿河台キャンパスに行ったことがあります。漫画やアニメが好きなので、保存場所が都内にできるのはとてもうれしいです。
 これは三年前に亡くなった、有名なマンガ評論家の米沢嘉博さんの構想を実現したもので、米沢さんは世界最大の同人誌即売会のコミックマーケットの準備会代表を五十回以上務め、株式会社コミケットを設立した人でもあるのです。
 漫画やアニメは日本が世界に誇れる文化だと思うので、今後もこのような施設が増えていけばいいな、と思いました。

以上。
 
これからも、社会の動きに関心をもち続けてください。
そして、その動きに対して自分なりの意見を持ち
堂々と発言、発信していきましょう。


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カテゴリー: 校長室コラム