【朝礼にて】オリンピック選手らしい服装とは


みなさん、
おはようございます。

先週の土曜日から、
カナダのバンクーバーで冬季オリンピックが始まりました。
今日は、そのオリンピックに関する話をしたいと思います。
 
 
日曜日のワイドショーなどでも盛んに報道していたので
このニュースを知っている人も多いかと思います。

スノーボード・ハーフパイプの男子代表選手である国母(こくぼ)和宏選手が、
公式服装の乱れを批判され、開会式の出席を取りやめました。
成田空港を出発する時、そしてバンクーバー入りした際にも
ネクタイを緩め、シャツの裾は出し、ズボンをずり下げるなど、
公式の服装をしっかりと着こなしているとはいえませんでした。
この様子をテレビで見ていた人から抗議が殺到し、
国母選手は橋本団長とともに謝罪会見を行い、
オリンピックの開会式の出席を自粛したのです。

みなさんは、このニュースを見ていて、
どんなことを感じましたか?

確かに、ラフで自由な服装をすることは、
スノーボーダーにはよくあることかもしれません。
ましてや、11歳からプロとして活躍してきた国母選手にとっては、
これがスノーボーダーらしい服装なんだ、
という自己主張があったのかもしれません。

また、オリンピックの日本選手団の服装の規定にも
「自覚と誇りを持って公式服装を着用しなければならない」
とはあるものの、
「ズボンを腰パンしてはいけません」
とは具体的に書いてあるわけではありません。

しかし・・・・・です。

社会には、たとえ具体的な文章などになってなくても、
多くの人が共通してもっている「価値基準」、
他の人への配慮した公の場所での「常識」や「マナー」
といったものがあります。
また、秩序を守り自らを律するといった「感覚」
がとても大事だと思います。

今回の国母選手の場合、
オリンピックは世界最高の競技者が集う祭典であり、
バンクーバー市民やカナダ国民が熱烈な歓迎をしてくれていて、
自分が日本の代表選手として送り込まれているのだ、
という「感覚」や「常識」が足りなかったかもしれません。
 
 
さて、このニュースを契機に、
みなさんにも、
「中学生としてあるべき服装」について、
そして
「和田中生としてのマナーや常識」について、
いったいどうあるべきか、
ぜひ、考えて欲しいと思います。

今日は、以上です。


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