NHKの生放送番組でデジタルサラウンドを体感!


本日14:00~15:30、NHK BS/BS hiにおいて放送された
「体感・デジタルサラウンドのすべて!」の公開生放送番組で、
吹奏楽部の生徒、有志6名と一緒に、NHKのスタジオで
5.1デジタルサラウンドの音楽空間を体験してきました。

今からもう13年ほど前になりますが、
私が映像プロデューサーの仕事をしていたころ、
当時巨人軍監督であった長嶋茂雄氏の野球半生を描いた
合計6時間にわたる3編のDVD作品
「21世紀の伝説史 長嶋茂雄」を製作していました。
その際、今回の特別ゲストである冨田勲先生に
全編にわたる音楽監督・作曲をお願いしました。

冨田先生とお仕事をご一緒させていただいた時、
編集した映像に情感のある音楽を乗せることで
映像がこれほどまでに命を吹き込まれたかのように変わるのか、
映画は映像を観ているだけでなくて、
壮大な音楽を聴いているのだな、
と感動したことを覚えています。

冨田先生のもつ音楽世界の虜になるとともに、
音楽のもっている大きな力を
学ばせさせていただきました。

以来、公私にわたってお付き合いをさせていただいていましたが、
今回の番組に関しては
「今の若い子どもたちに、デジタルサラウンドの世界をぜひ知って欲しい」
という先生のご意向があり、
番組に特別参加させていただきました。

参加した生徒からは、
「『仏法僧に捧げるシンフォニー』で、
山の各地で演奏された迫力は、
遠いところで演奏しているとは思えないほどのもので、
それをすべて計算しつくしている冨田先生に感動しました。
琵琶や尺八、ホルンの音が調和した壮大な響きが、
とても心に残っています。
私の家には5.1サラウンドに近いスピーカーもあるので
さらに音世界を旅してみたいと思いました。」

「私はデジタルサラウンドというものがあることを知りませんでした。
しかし、今日体感してそれがとても凄いことを実感しました。
あたかも、自分がその場にいるかのような不思議な感じがしました。
特に感想したのは、『仏法僧に捧げるシンフォニー』です。
音が山全体から響いている感じがして、
とても幻想的だなと思いました。
デジタルサラウンドがたくさんの人に広まったらいいな、
と思いました。」

また、
「5.1サラウンドを録音するマイクはすごく難しい形をしているんだろうな
と思っていましたが、
実際には傘の骨組のような単純な形でできていて、
面白いなと思った。
5.1サラウンドが小さなスピーカーでも楽しめるなんてびっくりした」

といった感想もありました。

今回の番組収録では
映像プロデューサーとしてではなく、
生徒を引率する校長として
冨田先生の音楽世界を堪能できたことを
とても嬉しく思っています。

ありがとうございました。


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