【1学期修業式にて】”はやぶさ”の帰還から思うこと


みなさん、こんにちは。

今日で1学期が修了します。
梅雨があけてから、連日猛暑が続くなかで
みんな本当によくがんばったと思います。
ご苦労さまでした。

1学期は、入学式からはじまり、修学旅行や校外学習、
新記録が続出した運動会、そして期末テスト、
74日の登校日の中で、いろいろな行事や活動がありました。

私は、その行事や活動のひとつひとつに、
君たちの成長を感じる瞬間がたくさんあり、
この1学期も充実していたな、と思っています。

先週の木曜日、1・2年生で行われた「よのなか科NEWS」の
“自分の意見を新聞社に投稿しよう”の授業でも、
さすがは、和田中生 と思えるような意見文が多くありました。

今日はそのなかで、2年生の意見文を紹介します。

タイトルは、「惑星探査機『はやぶさ』が帰還して考えたこと。」

「僕の心のなかの宇宙は、この新聞記事を読んで変わった。
2005年秋、1機の惑星探査機が、地球と火星の間にある小惑星に到着した。
ところが、その探査機の3台ある制御装置の2台が故障し、
さらには、ガス噴射エンジンの故障でアンテナを地球にむけられず、
約2カ月間、通信が途絶ええてしまったのである。
この探査機の名前は、『はやぶさ』。
この『はやぶさ』が6月13日
ついに、往復7年の旅路を終えて地球に帰還した。
通信が途絶えた時は、そのエンジニアのチームは、
神社にお参りをして通信の回復を待ったらしい。
そして、相次ぐ故障をエンジニアの機転とチームワークで乗り切り、
小惑星の砂が入っている可能性があるカプセルを持ち帰ったのである。

僕は、この記事から少し勇気をもらった。
夢をあきらめずに努力をつづければ、きっと叶えられるということ。
僕は、成功のカギは7年間もの間、
絶望しかけた時でも、努力を継続したことだと思う。
『はやぶさ』の帰還によって
無限に広がる宇宙の秘密を解き明かされるときを
いち早く知りたいと思った。」

私は、この意見文を読み、
一つの記事から、いろいろなことを感じ、
多くのことを学んでいるなと思いました。
そして、私がとくに共感したのは、

「成功のカギは、努力を継続したことにあると思う」

という一文です。
『継続は力なり』
ということわざがあります。
大きな夢をかなえるには、
小さな努力を積み重ねていくことこそが大事なのです。

今学期は、毎朝20分間、ブレイントレーニングを始めました。
また部活動では、毎日基礎練習が繰り返されると思います。
1学期に、こうした日々の積み重ねをしっかりできたか、
振り返ってみてください。

飛躍的な学力アップも、大きな夢や目標も、
こうした地道な努力の積み重ねによって
ようやくたどりつけることを忘れないで欲しいと思います。

明日から、39日の夏休みになります。
夏休みこそ、
早寝、早起き、朝ごはんの基本的な生活習慣を大事にしながら、
ぜひ、勉強、運動、読書、お手伝い・・・・・・
味気なくて、地道で、単調だけども、小さな積み重ねを大事にする
そんな夏休みにして欲しいと思っています。

そして、9月1日の2学期の始業式には、
ひと回りもふた回りもたくましく成長した
君たちに会えることを楽しみにしています。

以上です。


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