東北大学川島隆太教授からの激励、『過去の自分に負けるな』


今日は、新幹線に乗って仙台へ。

東北大学の川島隆太教授のもとにお伺いし、
1学期に行ったブレイン・トレーニングの結果報告と
今後の”新しい展開”についてご相談をしてきました。

和田中では1学期の間、約60回にわたって
「和田中ブレイン・トレーニング」を行ってきました。

これは「脳トレ」の第一人者である川島教授のご協力をいただき、
脳科学の基礎研究にもとづいた手法で、
朝20分間に、音読、計算、英語リスニング等を行い
学力向上に必要な集中力と記憶力を高めるというものです。

集中力・記憶力を計測

その成果を図るために1学期中5回にわたって
集中力・記憶力を計測する「即時記憶テスト」「認知テスト」
を実施してきました。(参照:上記グラフ)

この結果を見て、
川島教授は、『非常に順調ですね』と第一声。

『(記憶をはかる)「即時記憶テスト」における1~2回目の急激な伸びは、
試験問題の慣れによる上昇であると推測できますが
最新の5回目には、全体が大きく上昇しているため
本物の記憶力がついてきたと思われます。』

また、
『(集中力をはかる)「認知テスト」については、
まだまだ伸びる余地があるので、
一旦伸びが停滞するところまで、
このままのペースで続けていってください』
というアドバイスを受けました。

その中で、川島先生と話をしていて

“過去の自分に負けない”

という言葉が印象に残りました。

学力は、ほかの人と比べるのではなく、
今まで自分はここまでできたのだから、
今度はここまでやってみよう、

こういった「過去の自分に負けない」
という意識を繰り返していくことが、
大事だそうです。

今回の川島教授とのミーティングをもとにして
集中力・記憶力が伸びている生徒は、
1学期の学力テストの成績がどのくらい伸びているのか、
伸びていない生徒は、2学期にどうやったら伸びるのか?

「早寝、早起き、朝ごはん」の生活習慣と
「集中力・記憶力の向上」の基礎力と
「学力向上」との相関関係性を探りながら、

和田中生ひとりひとりの学ぶチカラが
さらに向上していくように、
夏休み中は、研究を続けたいと思っています。

川島教授との”新しい展開”については、
9月中には、みなさんにお知らせできると思います。

今回は、川島先生との打ち合わせが終わったあとは、
その展開を一緒に取り組む企業の人と
仙台名物『牛タン』を食べて、エネルギーを充てんしてきました。

暑い日が続きますが、
みんなも頑張ってください!


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