中竹竜二先生(9月18日全校よのなか科ゲスト講師)のご紹介②


私が和田中学校の校長に就任することが決まってから、
中竹竜二氏の書いた書籍や講演会、
早稲田大学ラグビー部での様々な実践を通じ、
中竹流の組織論やリーダーシップ論については
随分と勉強させていただきました。

それは、
圧倒的なカリスマ性のある清宮克幸監督の後をうけ
新監督となった中竹氏の状況と
強烈なリーダーシップを発揮した藤原校長の後をうけ
校長になる自分の環境が、
とても似ていると思ったからです。

古豪復活を果たし、
早稲田を再び黄金期へと導いた清宮氏の
後任となった中竹新監督は、

「もっと、強くなるためには、
選手ひとりひとりが考えて行動する」
必要性を感じたそうです。

「強いリーダーに率いられたチームというのは、
そのリーダーを失うととたんに弱体化してしまう傾向がある。
部員一人ひとりが考え、その自発性なくして、
伝統ある強いチームは作れない」
そう考えた中竹新監督は、清宮前監督のスタイルを踏襲せず、
選手全員がリーダーを支え合う
新しいチームのスタイルに変更をしました。

和田中も藤原校長のリーダーシップによって
様々な教育改革を実践してきました。
ただ、この改革を次のステージに発展させていくためには、
校長一人のリーダーシップだけでは限界があります。

先生や、ひとり一人の生徒が
自分の持てる力を120%、130%と発揮できる
そんな環境を整える必要を感じました。

私が校長になって、2年と半年になりますが、
中竹氏からも、いろいろなアドバイスを受けながら、
その環境はかなり整ってきたと思っています。

また、中竹氏は
東伏見にあるラグビー部の練習グラウンドが
杉並区立三谷小学校に近いという理由から
三谷小学校の学校運営協議会(コミュニティースクール)の
会長も務めています。

その会議に何度か見学させていただきましたが、
参加者が意見を出し合い、対話を繰り返していくスタイルの会議
「ワールド・カフェ」をあんなに上手に運営している人を、
私は見たことがありません。

そんな中竹先生が、
今回、「よのなか科NEXT」で授業をしていただけます。

お楽しみに!


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