【朝礼にて】自律と自立。


おはようございます。

とても残念なことなのですが、
みんなの中には、自分勝手に思うまま行動し、
当たり前のルールを守ることができなかった
そんな人が何人かいたようです。

そこで、今日は『自律』という言葉の意味を
みんなに考えて欲しいと思います。

『自律』とは「自分の気のままを抑え、
自分の規範にしたがって行動すること」です。

中学生である君たちは、
今まさに、大人世界の入り口に立っています。
だからこそ、自分の行動が社会の規範に沿っているか、
立ち止まって考えられる、
そんな人間になっていって欲しいと思うのです。

ところが11月に入ってから、
何人かの人が規律を守れなかった
という先生方からの報告を聞いて、
私はとても残念で、とても悲しくなりした。

和田中の学校目標でもある『自立』の意味は、
「一人で生きていく力を身につけること」
「他から依存しないで自分の力で生きていくこと」です。
つまり『自立』するためには、
己を律し『自律』していくことが大前提になります。

また、よのなか科NEXTの授業では、
たびたび『公共の福祉』という話をしてきました。

「小中学生の携帯電話の所有を制限する」
という石川県の条例の問題や
「壁に描かれた落書き」の問題を考えながら、
私たちが社会という公共の場で生きていく以上、
相手の人権を保障するために、
自分の人権や自由は制約を受けることもある、
ということも学んできました。

学校は、学問をし、社会の規律を学ぶところです。

それは、規則やルールに服従することを意味するのではなく、
自らが一人前の大人として生きていくために、
自分を律していく力を身につけることを意味しているのです。

「自律し、自立する。」

この意味を、和田中生一人ひとりが、
しっかりと考えてみてください。

今日は、以上です。


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