【放送朝礼にて】当たり前であることの幸せ。


(杉並区学力調査実施のため特別時間割にし、
校内放送による朝礼おこないました)

おはようございます。
このゴールデンウィークは、
みなさんにとってどんな休みとなりましたか?

さて、今日は私のほうから、報告とお礼があります。

今回の震災のため避難生活を続けている
福島県南相馬市の方々のために、
4月28日と5月6日の2日間にわたって、
みなさんや、みなさんの保護者の方々に
支援物資を集めていただきました。
今回は夏物衣類や洗剤などの生活用品を集めたのですが、
段ボール約50箱分が集まりました。
凄い、和田中のパワーを感じました。
6日の夜には、保護者の皆さんに
仕分けと箱詰めの作業をしていただきました。
翌7日の朝には、その荷を車2台に積み込み
石田副校長と日高先生と私の3人で
避難所のある群馬県東吾妻町まで直接届けてきました。
本当にありがとうございました。

そこで避難生活を続けている相馬市の方々は
約300名いらっしゃったのですが、
物資を届けると
夏物の衣類がちょうど必要になってきた季節で
『本当にありがとうございます。
みなさんに、よろしくお伝えください。』
という言葉を多くの方々からいただきました。
4月23日のチャリティーディに引き続き、
私たちのできることを、すぐに行動にうつし、
被災者の方々に少しでも貢献できたことは、
とてもよかったと思います。

ただ、避難所に行ってみると
思っていた以上に重たい空気が流れていて、
被災者の方々の表情には、
避難生活の苦悩の様子が読み取れました。
新しい土地で毎日の生活を送っていくことだけでも
とても大変な状況なのだな、と感じました。
また避難所には小、中学生が30名ほどいるそうですが、
彼らは今日よりも明日のほうがよくなるという希望が無い中で
それでも、明るく、元気に学校に通っているそうです。
自分の勉強机や十分な勉強道具もない共同生活のなかで、
一生懸命、勉強をしているということでした。

私たちも、学校に通え、友達と会い、勉強ができることを
つい、あたりまえだと思ってしまいます。
ただ、今そういった環境にいられない人たちも大勢います。
私たちに与えられた環境に感謝しながら、
そして、他人に貢献する気持ちを忘れないように
過ごしていきたいものです。

今日から、ゴールデンウィークが明け、
授業も本格的に始まります。
また、来週には、校外学習、修学旅行があります。
みんなで、新しい学校生活に対し
新鮮な気持ちで向き合っていきましょう。

今日は、以上です。


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