【朝礼にて】将棋の羽生名人の言葉から。


朝礼に先がけ以下の部活動の表彰が行われました。
■剣道部 都大会出場認定証
■囲碁将棋部 東京都大会Cグループ 第3位

おはようございます。

朝礼の前に行われる表彰ですが、
初めて、囲碁将棋部を表彰することができました。
囲碁将棋部のみなさん、がんばりましたね。
改めて、おめでとう!

さて、今日はその将棋にまつわる話をしたいと思います。
今、日本一番で将棋が強いと言われている人を知っていますか?
(生徒から、『羽生善治(はぶよしはる)!』)

そうですね、羽生善治名人です。
実は、その羽生さんはスポーツ観戦が大好きだそうで、
7割は趣味で観戦しているのですが、
3割は将棋に役立つ部分があると思っているそうです。
そんなスポーツ好きの羽生さんが、
「将棋に似ているスポーツは、○○○だ。」
と言っていますが、何だかわかりますか?

(『剣道』!『野球』!『サッカー』!『水泳』!・・・・
『バドミントン』!近い!『卓球』!もう一息!
『テニス』!正解です!)

「将棋に似ているスポーツは『テニス』」だそうです
つまり、相手との孤独な戦いのなかで、
サービスゲームが交代にめぐってきたり、
相手の先を読んで打つ強さや方向を考えたり
一人で努力し流れを変えなくていけなかったり、
そんなところが将棋とテニスが似ているのだそうです。
なるほど、と思いますね。

そして、その羽生さんが将棋とスポーツと共通することとして
「ぎりぎりの勝負で、最後に後押ししてくれるのは○○だ。」
と言っています。何だかわかりますか?

「ぎりぎりの勝負で、最後に後押ししてくれるのは・・・
『周りからの信用』だ」と言っています。
つまり、相手との孤独な戦いのなかで、
周りの仲間たちからの信頼、期待といったものが
最後に自分に力を与え、勝利に導いてくれる
のだと言うのです。

よく、みんなもプロ野球やサッカーのヒーローインタビューで
「ファンの皆さん力で勝ちました」とか
「コーチや監督のおかげです」とか
と言っているのを聞いたことがあると思います。
あれは、お世辞や社交辞令ではないのですよね。
懸命に練習し、命ぎりぎりの勝負に挑んでいる時に
最後の勝負を決めてくれたのは、
自分の力だけではない。
周りの人の信頼や期待の後押しがあったからだ、
とほんとに感じているからなのです。

つまり、逆を言うと、
周りの人の信頼や期待を集められない人は、
最後のギリギリの勝負では勝つことができない、
ということかもしれません。

いよいよ部活動の最後の大会、
そして運動会も迫ってきました。
「ぎりぎりの勝負で、最後に後押ししてくれるのは
『周りからの信用』である」

そんな羽生名人の言葉を
頭の片隅に入れて置いておいて下さい。

今日は、以上です。


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