【朝礼にて】「高校試験」は何のため?


おはようございます。

早速ですが、
みんなは、この漢字は読めますか?
習慣⇒しゅうかん・・・(カンタン)
折衝⇒せっしょう・・・(ザワザワ)
駆逐⇒くちく・・・(ムズカシイナ)
この漢字は、昨日と一昨日に行われた
大学センター試験で出題された漢字です。
中学生でも、センター試験の問題は結構できるので、
ぜひ挑戦してみて下さい。

さて、
今3年生は、受験勉強の真っただ中ですね。
今までにないプレッシャーを感じている人や
こんなの意味がないじゃないかと思っている人も
いるのではないかと思います。

でもね、君たちがどう思い、どう感じようとも
残念ながら、高校受験が終われば、次は大学受験、
その次は、就職試験、それから昇給試験・・・・
試験とそのための受験勉強は、
これから先も、ずっと、ずっと続きます。

また、この試験制度は今に始まったことではありません。
今から1400年以上前、中国の隋の時代には
「科挙」というものすごく凄く厳しい試験があったのです。
その科挙の影響をうけて
日本でも平安時代から試験制度がありました。

つまり、試験がない社会というのは現実には無いのです。
どんな時代も、みんなが経験してきたものだとしたら、
前向きに乗り越えていったほうがいいと思わないですか?

私も、高校受験、大学受験を経験して
決して、それらを意味のないことだとは思いません。
むしろ、自分の中でとっても貴重な財産になっています。

「今年から天声人語を要約することを今年から始めました」
という決意表明が、一年の学年通信にありました。
実は私も中学生の時は、その要約を続けていました。
そのことで国語の力がついたのか、自信はないのですが、
それでも、ずっと続けたことでいろいろな知識がつき
続けることの意志力が身に着いたと思います。

「自分自身を律して、一生懸命取り組むこと」
「最後まであきらめずに、やりきること」

試験という高いハードルを乗り越えていくことで
厳しい自己は身に着いていくものです。

だからこそ、君たちには、受験勉強に対して
「1点でも高得点を狙うぞ!」
「やると決めたことは貫くぞ!」
「絶対にあきらめないぞ!」
そんな気合いで立ち向かって欲しいと思うのです。

その結果、たとえ志望校に合格しなくても、問題なし。
これまで頑張ってきた自分を信じて
もう一度チャレンジすればいいのです。
未来を切り拓いていく力は必ず身についているのです。
試験という次のチャンスがめぐってきます。

たかが高校受験、
されど高校受験。
したたかに、
しなやかに、
この高校受験を乗り越えて行って欲しいな、
と思っています。

今日は以上です。


コメント

カテゴリー: 校長室コラム