今日から、私立高校の一般入試が始まります。
受験ではわずか一点の違いで、合格、不合格が決まります。
体調が悪かったという言い訳も通用しない実力勝負の世界です。
私も振り返ってみると、
受験勉強は決して楽しいものではなかったし、
大学の受験では2年間も浪人をしました。
それでも、私は受験というものを「肯定」します。
それは、当時に経験した様々なことが、
今の自分の貴重な財産になっているからです。
限られた時間の中で、スケジュールを立て、
集中的、戦略的に勉強を進める。
テレビや睡眠などの誘惑に負けずに、自分を律していく。
辛い時には、信頼できる友だちに相談する。
そして、たとえ順調にいかなくても、
最後まであきらめずに、自分の志（こころざし）を貫いていく。
受験という厳しい世界を乗り越えていくことで、
これから社会に出た時に身に付けておかなければならない
様々な力を身につけることができます。
受験は、君たちが一人前の大人に成長できる
絶好のチャンスなのです。
確かに、わずか一点で高校の合格、不合格は決まります。
でも、そんなことで君たちの人生は決まりません。
大切なのは、結果を出すために、
最後までどれだけベストを尽くせたかどうか、
なのです。
三年生、がんばれ。