【保護者の会 運営委員会にて①】部活動について


部活動をしている3年生にとっては最後となる
中体連の夏季大会が始まりました。

先日は、東京都大会を目指していた男子バスケット部
そして、野球部の試合がありましたが、
どちらの部も残念ながらその夢が叶わずに負けてしまいました。

3年生にとっては予想外の敗退、
そして早すぎる引退で、
試合後、生徒たちはなりふりかまわず号泣していました。

私は、そんな生徒たちにどんな言葉をなげかけたらいいのか分からず、
一言「ご苦労さん」とだけかけて会場を後にしました。

号泣できるということは、それだけ賭けてきたものがあるからであり、
貴重な経験になったと思います。

人生には勝つこともあれば負けることもある。
負けるときはこんな悔しい。

だからこそ、努力することの大切さや
結果に至る過程の大事さを学んで欲しいと思っています。

今すぐには、この結果を受け止められないかもしれなせんが、
これから先、この敗戦から、
いろいろなことを学んでいって欲しいと思っています。

私ごとになりますが、
実は、バスケ部、野球部の試合に負けたあとのショックから
立ち直るまでにかなりの時間がかかりました。

それは、単純に自分の学校が負けて悔しいという思いと
もっと自分にできることはあったのではないかという思いが
生じたからです。

校長が部活動にいちいち口出しをしたりするのは
いかがなものかと思いますが
それでも、自分はスポーツを極めた経験があるので、
その経験をもっと生徒たちに還元していくことはできたと感じています。

負けることから学ぶことも多いのですが、
勝つことでしか学べないこともあります。
今の1、2年生には、
勝って、うれし涙でむせぶ、
ぜひ、そんな経験をさせてあげたいと思っています。

「部活動へのかかわり方を少し変えていきたい」
そんなことを思った試合でもありました。

保護者の皆さまには、
生徒の試合には、ぜひとも会場に足を運び、
大きな声援をしていただきたいと思います。
生徒は「来るなよ!」と言うだろうと思います。
監督気分でプレーに口を出したり、
相手チームをやじったりするのも困りますが(笑)
ぜひ大きな声で応援してください。

周りの大人が、かかわりをもつこと、
それ自体が大事なことだと思っています。


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