入学式から今日で3か月がたち、春学期が終わりました。早かったな、と思っている人も、長かったな、と思っている人もいるのではないでしょうか。季節ごとの節目で、自分自身の立てた目標に対してどうだったのか、ぜひ振り返ってみてください。
私は、入学式のときに、全校のみんなに三つのことをお願いしました。ひとつめは、夢や目標を持つこと。二つめは、その夢に向かってベストをつくすこと。そして三つめは、あいさつをすること。この3つのことが、できたでしょうか。
今日は6月14日に行われた運動会について、2人の作文を抜粋して読んでみたいと思います。
まずは、1年生の男子の作文から。
タイトルは、『運動会は何のために』。運動会は何のためにあるのか？その答えが、運動会でベストを尽くしたことで見つかりました。その答えとは、運動会に全校生徒が親しみ、他の人と競い合う中で、自分の本気を出して、みんなと協力する力を高めるためにある、ということです。運動会当日は、一人一人が全力で協力し合い取組みました。結果はおまけのようなものだと思います。僕は、運動会で大切なものは、『ベストを尽くせたか』『協力できたか』ということだと思います。だから、僕たちのクラスは、とてもよい運動会ができたと思います。
次は、3年生の女子の作文です。
「明日から朝練習があります」先生のそのことばを聞いた時、私はショックを受けた。理由は、いつもみんなの足手まといになってしまうから。私は、みんなの邪魔になることを恐れていた。朝練習当日、クラス全員が校庭にあるまると、私たちは大縄を始めた。大縄は私の大の苦手で、引っかかってばかりいて、明らかに迷惑になっていた。しかし、クラスのみんなは、私に怒ることもせず、「次行こう！次！」「ドンマイ！ドンマイ！」「次は40回ね！」などと話し、励ましてくれた。今、この場をかりて、クラスの人たちにお礼を言いたいと思う。運動会では活躍できなかったけれど、私もみんなもベストを尽くしていたので、とても後味がよく、楽しい運動会になった。みんなありがとう。
2人の作文を聞いてみて、もう一度、この春学期、自分の目標にベストを尽くせたか、振り返ってみてください。特に、中学生生活で一番大切なことは、”学ぶ”ことです。”学ぶ”、”勉強する”ことにおいて、春学期に立てた目標に対して、ベストを尽くせたでしょうか？”学ぶ”ことの次は、クラス活動。4月には、クラスでそれぞれ目標を立てたと思います。それにむかって、お互いに協力することはできましたか？それから、部活動はどうですか。生徒会活動はどうでしたか。
私も、この3か月はとても長く感じました。そして、自分なりに精一杯ベストを尽くしてやったつもりです。でも、今振り返ると、ああすればよかったな、こうすればよかったな、ということはあります。だからその反省を生かして、夏学期から、もう一度リセットして始めたいと思います。さぁ、来週からは夏学期です。暑さに負けずに元気でやっていきましょう。