【バスケットボール部のみんなへ】有終の美。


今年度の和田中バスケットボール部の結果、
男子 杉並区大会3位。
女子 杉並区大会3位。

残念ながら、目標にしていた東京都大会(2位以内)には出場できなかったけれど
よくぞここまで、素晴らしいチームに成長しました。

杉並区の他バスケ部は、
小学校のときからミニバスケットで経験を積んだ選手が多い中
ミニバスケットをやった経験がない君たちにとって、
実に立派な成績だと思います。
最後まであきらめず、第4ピリオドで逆転した女子の試合。
控え選手も、レビュラーも一丸となって勝利した男子の試合。
今日は、男女ともに、3年生の有終の美を飾るにふさわしい、
本当に素晴らしい試合でした。

その最後の試合に、
君たちと一緒に、ベンチに座って戦えたことを光栄に思います。
 
 
私も、中学校時代はバスケ部でした。
顧問の先生は「中村先生」でした。
とてもハードな練習メニューだったし、怒ると怖い先生だったので、
毎日の部活動が楽しいというよりは、
とても厳しく、しんどい日々でした。
憂鬱も日もあったし、先生が憎らしく思う日もありました。

しかし、今では、そのすべてが
かけがえのない素晴らしい想い出になっています。
私が中学生の時の最後の試合、
7点差がどうしてもつまらなくて、苦しかったこと。
相手のシュートをチェックしたボールが、そのままリングに入ったこと。
試合が終わって、チームメイトや顧問の先生と一緒になって泣いたこと。
顧問の先生が最後のミーティングでおっしゃったこと。
今も、鮮明に覚えています。

みんなも、振り返ってみれば
あの時のシュートが入っていたら、
あの審判のミスジャッジがなかったら、
都大会の出場枠が、去年同様に3校枠あったら、
〇〇だったら・・・・〇〇であれば・・・・
という思いが、あるかもしれません。
でも、いろいろな思いをすべて飲み込んで、
いつか、それが結晶となり、
君たちのなかでとても大切な日になっていくはずです。

和田中バスケ部は、
練習日数も多く、怒ると怖い先生だったので、
とても厳しく、しんどい部活動の日々もあったと思います。
それでも、
ここまで頑張ってこられた自分に誇りをもち、
ここまで支えてくれた、顧問の先生や、
お父さん、お母さん、保護者のみなさんに
今日は、
「ありがとうございました」の言葉を発してください。

3年生バスケ部のみんな、お疲れさま。


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