今回のスキー教室では、
出発前に新型インフルエンザにかかってしまい
残念ながら参加ができなかった人や
菅平に着いてからインフルエンザにかかり
やむを得ず東京に帰らざるをえなかった人が
何人かいます。
みんなと一緒にスキー教室が行えることを
とても楽しみにしていたであろうに、
さぞ悔しかっただろうと思います。
また、誰のせいにもできない、
理不尽でやり場のない怒りを感じたことでしょう。
そして、自分が参加したいという気持ちを戒めるには、
周りの人にインフルエンザを移して迷惑をかけないように、
自分のためにではない、他の人のために行動しようと
心の持ちようを切り替えることが
必要だったのではないかと思います。
それでも、私は
他のだれよりも楽しみにしていたであろう人や
リーダーとして班や係をまとめていた人が、
どうして、こんな最悪のタイミングで
インフルエンザになってしまったのだろう
と考えてしまいます。
その理由をあえて探すとすれば、
「その人に耐えられない試練は与えられない」
と言いますが、
その人がこの試練を乗り越えることで
「ひと回りも大きな器の人間になれる機会が与えられたのだ」
と思います。
月曜日には、
スキー教室に一緒に行きたかった仲間たちが
暖かく迎えてくれるはずです。
みんながインフルエンザから回復し、
そして希望を取り戻し、
笑顔で登校してくれることを願っています。