【朝礼にて】あきらめない。


おはようございます。

今日から朝礼のやり方を変え、
まず体育館に集まったら静かに座り、
はじめに「表彰」、
その次に「校長先生の話」を行うことになりました。
体育館に入ったら、私語を慎み
規範意識をもって臨んで欲しいと思います。

さて。
先月のよのなか科NEXTの3年生の授業で、
元サッカー選手の中田英寿さんや
元テニス選手の杉山愛さん、
ゴルフの上田桃子選手などの
一流スポーツ選手が所属している
サニーサイドアップ社の次原悦子社長に
ゲスト講師として来ていただきました。

この授業の終わりには、次原社長に
中田英寿さんや北島康介さんなどの夢を叶えた一流選手が
他の選手と違うところは何ですか?
という質問をしました。
3年生のみんなは、次原社長が
何と答えたか覚えていますか?

U君、「努力」
・・・・次原社長は違うことを言ったのですが、
もちろん”あり”ですね。

N君、「あきらめない」
そうですね。次原社長は、一流選手と他の選手と違いを
「あきらめない」こと、と答えてくれました。

普通の選手は、自分の夢を持っていても、
失敗した時には、できない理由をあげて、
すぐにその夢から逃げてしまいます。
でも、一流の選手は、どんな失敗をしても、
妥協しない、へこたれない、あきらめない。

これが、一流選手に共通しているところだそうです。

君たちも、これからの人生を歩んでいくなかで、
厳しい現実に直面することがあると思います。
もう夢を追いかけるのはやめよう、奇跡なんかを信じない、
そう思ってしまうこともあるかもしれません。

でも、その時にどう考えるかが、
夢が叶うかどうかの分れ道なのでしょうね。

今日表彰した、杉並区大会で優勝した英語部。
1学期から準備を初めて、暑い夏休み、そして11月までの間、
部員全員が「優勝して、都大会に出る。」
という目標を掲げて一生懸命に練習を続けてきました。
役づくりがうまくいかず、
辞めてしまいたいという部員もいたと聞いています。
それでも、あきらめないでみんなで乗り越えてきたのです。
会場では、英語部のみんなのイキイキとした演技に、
多くの観客が引き込まれていました。
都大会では、思う存分の演技をしてみてください。

また、昨夜はプロ野球日本シリーズで
千葉ロッテマリーンズが優勝しました。
千葉ロッテはリーグ戦3位。
何度となく敗退に追い詰められながらも這い上がり、
驚異的な粘りを発揮して日本一になりました。
今年の千葉ロッテのスローガンは、『和』。
和田中の『和』です。
「日本一をあきらめない」という強い思いで、
チームが一つになっていたのだろうと思います。

君たちは、これからの中学校生活の中で
大きな壁にぶちあたることもあると思います。
でも、そんな時、
壁の前からすごすごと引き返すのではなく、
もう一度、壁を乗り越える勇気を持って欲しい。

もし、その勇気がすぐに出てこなかったら、
壁の前で、しばらくの間
ウロチョロしていてもいいと思うのです。
君たちの仲間が
「まだまだ、あきらめちゃだめだよ」
とささやいてくれるかもしれないし、
壁の隙間から、
光明が見えてくるかもしれません。

壁の前から、逃げだしてしまっては、
夢をかなえられる可能性はゼロなんです。

あきらめない。

いつも、こころの片隅に、
とどめておいて欲しい言葉です。

今日は、以上です。


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