【終業式にて】さすが和田中生、まだまだ和田中生。


今日で79日間の二学期が終わりました。
みなさんにとっての今学期はどうでしたか?
ぜひ、ひとり一人が、良かったこと、悪かったこと、
この機に、ぜひ振り返ってみて下さい。

さて、学校全体として
今学期を振り返ってみたいと思います。
まず、9月下旬には2年生の職場体験がありました。
私もいろいろな事業所に行って
2年生の職場体験の様子を見て来ました。
みんなが一生懸命に取り組んでいました。
「さすが、和田中生ですね」
「あいさつもしっかりできて、気持ちがいいです」
職場に行くたびに職場の方々からそう言われました。
先週、12月15日に行われた職場体験発表会での
2年生の代表生徒の発表も素晴らしいものでした。
講評に来ていただいた企業の方々からも
「パワーポイントを使っての話し方が凄いと思います」
「昨年よりも格段に進歩していますね」
と言って頂きました。
校長先生としては鼻が高かったです。

また、10月下旬には学芸発表会が行われました。
夏休み明けから、学芸実行委員を中心に
指揮者、伴奏者、みんなで力を合わせ、
一生懸命に練習に取り組んできました。
その結果、各クラスともに最高の発表ができたと思います。
特に3年生のオリジナル合唱曲、「いま」では、
鳥肌の立つような感動を覚えました。
ソプラノ、アルト、テノール、バス、
それぞれが、”超”中学級の歌声で、
震災の気持ちをみんなで共有できました。

「さすがは、和田中生だ」と思いました。

12月に入り、杉並区駅伝大会でも、
「さすがは、和田中生!」と感動しました。
それは、ただ単に男子が準優勝したということではなく、
3か月間にわたって、みんなで自主的に練習を続けてきた
「過程」、すなわち「道のり」や「プロセス」が、
素晴らしかったと思うのです。
さらに、銀メダルを受け取ったひとりの選手から、
朝練習には一度も遅刻せず、
みんなを励まし、支え、
黙々と走り続けていた三年生に
「お前がみんなを支えてきたのだから、
お前には俺のメダルを受け取って欲しい」
という友情の言葉を添えて、
銀メダルが手渡された、というエピソードもありました。

そんな出来事と出会うたびに
本当に、君たち和田中生を誇りに思います。

ただ、今学期は、
「まだまだだぞ、和田中生」
そんな声が聞こえそうな出来事もありました。
軽率に規則を破ってしまう行動、
相手の身になって考えられない行動、
残念ですが、目につきました。

2学期を振り返るにあたって、
学校目標である「自立貢献」ができたか、
ひとり一人が、この点で考えてみて下さい。

他人に甘えることなく、厳しい自己を確立し
相手のことを思いやる貢献活動が増えれば、
自然と、学校は良くなるだろうと思います。
逆に、他人に甘えてばかりいて、
相手の身になって考えない行動が増えれば、
学校は、つまらない場所になってしまうでしょう。

1月10日からは、新しい年と同時に、
新しく3学期が始まります。

3学期には、ぜひ「自立貢献」ができる自己を確立し、
さらに、みんなでいい学校を創っていきましょう。

それでは、みなさん良いお年を。


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